STAP細胞の論文不正問題が取り沙汰されていますが、かなり見当違いなコメントも見かけ、社会一般に必ずしも基礎科学研究や論文公刊のモラルなどが周知されていないことを再確認する思いです。 ここで改めて思ってしまうのは「偽ベートーベン詐欺」との似た点と違う点です。こんなことを書くのは、国内外を問わず私くらいのものと思いますので、今回はこの観点からお話ししてみましょう。 いきなりご覧になる方に、私はクラシック系統の音楽を作り(作曲)また演奏(オペラや合奏の指揮)する仕事をしていますが、かつて大学・大学院では理学部で物理を学びました。 25歳のとき出光音楽賞などをもらって音楽の仕事が回るようになり、10年ほど現場で生活しましたが、テレビ朝日系列「新題名のない音楽会」の監督などしていた時期に2度目の博士課程に在籍、学位を取った後、ここ15年ほどは大学に音楽の研究室を持っています。 私のラボ(東京大学作
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