タグ

ブックマーク / bkyd.kill.jp (19)

  • 同人小説を書くということ、読むということ – 萩の原

    オタク界隈で「二次創作小説における難読漢字のありかた」みたいな話が盛り上がっていて、おそらく提議した方はここまで話が広がってしまうとはまさか思ってらっしゃらなかったのではないかと思うんですが、ちょっとそのあたりのお話をします。というか、体調を崩している間に先にTwitterでひととおり書いてしまったので、改めて書きます。 まず、前提として、「なぜ同人小説書きは文章表現について言及されると噛みつくのか」という話ですが(商業小説家についてはひとまず措いておきます)、これは同人小説というものが一般に漫画作品・イラスト作品よりも読まれない・軽視される傾向にあり、そのことでフラストレーションを感じている人が多いからです。現在、小説SNSはnovelist・pixiv小説家になろう・pictBLand・カクヨムあたりを使ってる人がわたしの周囲では多い印象ですが、あらゆることが数値として可視化され

  • アリス松絵解きやるよ! – 萩の原

    ぷりっしゅ おそ松さん トレーディングアクリルキーホルダー アリスver. おそ松さん公式のアリスパロがどう考えても原作ガチ勢の犯行。 なおアリスパロは二回目だったっぽいんですが雑誌情報でそっちは確認できていません(雑誌が積まれています……)。そっちは「まあ妥当」という感じだったはず。 「わたしとアリス」の話をざっくりしますとファンタジー文学を志す人間として子供の頃から読み続けてきた上で大学で訳を30冊くらい読んで文体比較してレポートを書くということをやりました(文体論をやっていたので)。ガチ勢を名乗っても問題ないはずだ。というわけで誰得だか知らんが感動したので書いておく。 まず、おそ松=赤の王はアニメ観てるだけでも「まあ要するに赤の王だよなこれ」とは思っていたんですが、アニメディアDELUXE+ Vol.1で示唆され、マーガレット3/5号付録でおそ松が王冠をかぶっていて補強され、おそ松

  • おそ松さんにおける女性人気とは何か、およびおそ松さん公式が最初から最後まで全部すごかった話 – 萩の原

    アニメ業界:アニメジャパンに見る試行錯誤 パッケージビジネス崩壊で“生みの苦しみ”続く そして、今年のアニメジャパンで、各担当者が最初に口をそろえたのが、女性来場者の増加だ。「おそ松さん」や「弱虫ペダル」など、女性の支持を得たヒット作が立て続けに生まれたことが背景にあるという。特に近年は、「おそ松さん」など女性を狙ったつもりでないにもかかわらず、結果として女性の支持を得たものも出てきており、結果的に女性人気の作品が増えている。 (首を振って素数を数える運動) さて、わたしはおそ松さんを全部GYAO配信で観た(1話2話は一週遅れでそれ以降は二日遅れで観た)ので、つまりアニメスタート頃の動きは公式ツイッターのログと10/16に行われたスペシャル上映会のパンフレット(通販で買いました)でしか知らないのですが、あ、DVD一巻特典のスペシャル上映会ダイジェストまだ観れてないゴメン(DVDを観る余裕な

  • おそ松さん最終回ありがとうございました! – 萩の原

    松感想のエントリはもう二度と上げないと言ったが最終回があまりにも面白かったので、ギャグの解説という超野暮なことをやります。 うちのエントリで基的にあのアニメのギャグについて触れなかったのはギャグの解説は野暮だと思っていたから(大阪の追っかけをやっていた頃鍛え上げられた品格です)なんですが、あまりにも面白かったのでギャグの解説をやります。いい茶番だった! 兄だという理由でしか尊敬してもらえないしモテたいし俺が主人公なんですけどという絶望、石臼までぶつけられたし話全然聞いてもらえないのになんで兄弟のために黙って灯油入れてやんなきゃいけないんだろうもうヤダという絶望、せっかく恋愛して結婚までこぎつけたとしても相手に養われるだけの自分が無価値すぎるし推してたアイドルも引退したという絶望、2話から一貫して生きる気力のない燃えないゴミのままなんとなくやりすごして生きてきた絶望、いうほどの絶望とい

  • 1911年に描かれた機能不全家族『ピーター・パンとウェンディ』 – 萩の原

    ディズニーアニメやハウス界名作劇場で著名な『ピーター・パン』は初演1904年の戯曲を下敷きとした小説であり、児童文学として受容されてきましたが、どちらかというと風刺的な側面の方が強い作品です。 まず主人公であるピーター・パンは乳母車から落ちたままはぐれ、帰る家に帰ろうとしても「閉ざされた窓の向こうの母親」に拒絶されたと感じ帰る家をなくしたまま、妖精に保護され、『永遠に大人になることのない国』ネバーランドへ移住します。そこでピーターは同じように家を出たあるいは出るしかなかった子供たちでファミリーを形成します。 そこに招かれたのがウェンディ、彼女は子供たちの「母親役」を担いますが、次第に望郷の念に駆られ、結局ウェンディは元の世界に帰り、大人になります。そしてウェンディが結婚し子供を持ち、ある日自分の娘が、「あのころと全く変わらない」ピーターと夜ごと会っていることに気づきます。というエンド。 そ

  • そして、誰が松野カラ松を殺したか – 萩の原

    昨日昼に配信を観てからずっと泣いているので文章が多少ウェットになることをお許しください。 松野カラ松さん、ご結婚おめでとうございます。おそらく長くはない結婚生活であろうとは察せられますが、ご多幸をお祈りいたします。 15話Cパート「チビ太の花の命」はいわゆる「隣の爺型民話」です。瘤取り翁や花咲爺といった有名な作品形態に見られるように、「善人の主人公が善意からの行いから幸福を授かり、それを見ていた隣の爺が真似をした結果、破滅する」という形態を取っています。 しかしこの物語は、というか、ここで「隣の爺」として登場するカラ松はこれまで、「なぜ、純粋な善意と愛の世界に生きられなかったのか」というところを突っ込んで描いている、というか、描いてしまいました。 おでんを自分の人生の全てとして情熱を注ぎ、そしておでんの製作に煮詰まったチビ太はふと道端に咲く枯れかけた花に目を止め、「なんでこんなところに咲い

    amanoiwato
    amanoiwato 2016/01/22
    『花の精が男の願望を吹き込まれた鏡の向こうの彼である以上、寂しい、死ぬ、もっと愛してと喚く、カラ松の花の精ももちろん、そのままカラ松の欲望そのものです』
  • もういいかげん松野カラ松に付き合っていくのがつらいがそれでも付き合っていこうと思う – 萩の原

    フランドン農学校の豚とカラ松兄さんの区別がつかない。 もうなんか10話が大変な話すぎて頭がパーンしているので分析とか放り出して雑談をします。ていうかサンジ君がカムバックしないの人に深い薫陶を受けまして(まだ読んでらっしゃらない方はどうぞ、キャラクターを愛するということをアイドルを推すことに絡めて切なく歌い上げた名記事です)もっとなんか「わたしが」、「わたしがこのアニメを観て何を感じているか」という話をしてもいいんじゃないかと思いました。昨日ブログ記事読み返したんですけど緊張が伺えたり気負ってたり怯えてたりいろいろあったなあと思ったんですが、まあなんか、もう、ここまで来たら何も怖くなくなってきたよね……。というかわたしに連絡を取る方法今メールしかないので(時々メールありがとうございます、大変ありがたく拝読しております!)、あとこれ書いちゃったんでもう大分吹っ切れたという感じです。 10話の冒

  • 「きみがどんなクズだって、あたしはきみと一緒にいるよ」 – 萩の原

    これまでわたしのエントリを読んで「腐女子のバイアス」だの「CP厨の意見は結局偏向がある」だの言った連中はこれを読んで撤回しろ! これが! 腐女子腐女子として! 書く文章です!!!!!!!!!!!!!!! というエントリを書かないとどうしても10話感想に入れないので悪いんだけど10話の分析の前に「チビ太がかわいい」という話をさせてください。チビ太がかわいい。当にかわいい。切ない。かわいい。そして一松がかわいくてかわいそうで仕方がない。一松とチビ太の話をします。興味がない人も地雷の人もみんなさっさと帰って。一松とチビ太の話を! 腐女子が! します!!!!!!!! いやわたしこれまでは極力冷静にバイアスをかけずに(おそ松兄さんに関してはバイアスがかかっているのは知っているのでかかっているよと言及したうえで)文章を書くように気を付けていて、たとえばわたしは腐女子なので(腐女子です、ちなみにここ

    amanoiwato
    amanoiwato 2015/12/13
    『おそ松さん』第10話の考察。確かに、あの話で承認欲求に振り回されていたのは六つ子以上にチビ太なんだな。
  • 金と女と労働の死という通過儀礼は終わった! – 萩の原

    おそ松さん10話はちょっとあまりにも情報量が多く、かつあまりにもすさまじい内容で、萌えのことをさておいても何をどう書いていいのかわからないのですが、どうにかまとめてみようと思います。 おそ松さんというアニメが始まった時、「ニートの話」であると提示された以上、「脱ニート」がゴールではないか、という予測は当然ありました。 しかしこのアニメはやすやすとそんな単純なレベルをブチ壊し、「成熟するとは、人生を選択するとは、どういうことか」を、六つ子と仲間たちに突きつけようとしています。 10話はそういう話でした。 10話の骨子はこうです。 住所不定無職を続けるイヤミは「レンタル彼女」という職業を把握、自分とチビ太、ダヨーンの三人で女装をしてレンタル彼女の事業を開始 しかしさっぱり客がつかず、六つ子に「誰が買うかブス」と侮辱される 屈辱から立ち上がったイヤミとチビ太はあらゆる努力をして「美しく」なろうと

    amanoiwato
    amanoiwato 2015/12/13
    岡崎京子がライフワークにしていたテーマを30分足らずのギャグアニメで表現してしまったのは確かにすごい。
  • 七人目の兄弟としてのチビ太の孤独と闘争、そして手を握るということ – 萩の原

    このあいだ象徴論に片足をつっこんだので「魚」「鳥」に続いて「橋にゃー、エスパーニャンコ、そして松野一松からひも解く象徴としての」を書きかけていて、あと人物主線色変更問題(もともと言われた方はツイートを消されてるっぽいかな……? まとめサイトへのリンクは宗教上の理由で貼りません)を頭からチェックしてる最中なんですが(今のところオープニングと2話ブラック工場と3話OSOと7話北へと9話恋する十四松で主線色変更があります、あとの話確認が取れてなんかありそうだなと思ったらエントリ書きます)、あと「人造人間ダヨーンと彼の父デカパン、そして革命児イヤミ」のためのエントリを書きたいんですが、一松と十四松の共存関係についても言及したいんですが、ていうか冬コミの原稿中なんですが そんなことはどうでもいいんですよ! チビ太だよ!!!!!!!!!! チビ太とカラ松の話をします。またカラ松の話ですが、このブロ

  • 松野兄弟という兄弟愛生産工場 – 萩の原

    現在9話時点で、チョロ松を除く松野兄弟全員のお当番回が放映されました。チョロ松は事実上のお当番回と言える回が何度かありますので、このあたりで松野兄弟各自と、彼らの関係、そして「松野兄弟」というチームがどのようなルールによって運用されているのか、ということについてまとめたいと思います。 これまでの情報を整理、列挙していきます。 ・おそ松 「長男」を内面化しながら、おちゃらけて明るく子供じみたふるまいをし、少年のような率直さと「兄」の風格を兼ね備える松野兄弟のリーダー、おそ松。 2話で「兄弟のことを何も知らない」「疎外されている」と苦悩したおそ松は、その実居酒屋で発言権を担い、特に5話~7話において兄弟の中心としてリーダーシップを発揮していることが多い存在です。彼の発言に、六つ子の行動を推進する価値があるかというと、そういうことは全くなく、基的に特に意味のない、もしくは「なにもしない」、もし

  • 松野十四松の恋人になることができなかった彼女の話 – 萩の原

    まず最初にお伝えしますが、十四松マジ天使ガチ勢の方はこの紅白まんじゅうを持って速やかに回れ右してお帰りください。ここから先に進んでもお互いのために良いことは何もありません。9話Cパートを美しいラブストーリーとして観ることができた人の分の紅白まんじゅうの用意もあります。出せる茶の持ち合わせもありませんので、まんじゅうは家でってください。 もともとこのブログには愛や幸福などという言葉は餃子を示すとき以外ありませんが、今回は特にそんなものはここにはないということを念頭に置いておいてください。ここにあるのは残酷とペーソスとつらみ、それだけです。 わかった? ついにおそ松さんというアニメが、作中で既に言及された通り、「ギャグアニメ」の看板を放り投げて「自己責任アニメ」になりました、というエントリです。 おそ松さん9話、わたしはデリバリーコントでまず泣き、チビ太のおでんでハンカチ休憩をいただき、十四

    amanoiwato
    amanoiwato 2015/12/03
    『彼らは笑顔以外のものを分かち合うべきだった、と言っているのです』的を射た意見だが、彼らはむしろこの経験を経て「それ」への入口にようやく立った、ということなんじゃないかな。
  • 松野一松の起死回生 兄さん、ぼくはいいこだよね? – 萩の原

    水曜配信で観てるので8話まだ観てないんですけど8話観る前に書かないと8話観たら何言いだすか自分でもわからないので今書きます。8話観たら「全然違った! ごめん!」って言いだすかもしれない。最速組は全然違うなと思っても温かい目で見てね! 7話において、松野一松という男の目的をついに理解したと思う、というエントリです。 一松の(群体としての行動を除く)行動を列挙するとこうです。 「せめてなにかやって」「せめてなにか言って」とチョロ松に言われる ハローワークで「みんなについてきただけ」「自分は生きる気力のない燃えないゴミだ」と言及 詩らしきものを書いている 居酒屋で皆に「犯罪者予備軍」と呼ばれ、一人だけ擁護したカラ松に掴みかかる 酔いつぶれてカラ松におぶわれる ブラック工場で「終身名誉班長」に昇進 と同化 「ニューおそ松兄さん」で憤晴らしをするチョロ松に同調してやる(一松はこの日特に嫌がらせは

  • 「おそ松さん」総集編としての「なごみのおそ松」あるいは松野チョロ松の深層心理 – 萩の原

    8話観ました。 8話Aパート、おおむねブログで書いた通りでした。 ありがとうございました! 完! で終わっても仕方がないのであの残酷ホンワカサスペンス劇が何を指すのかという話をしようと思います。 論点としては「松野チョロ松という男をこんな形で公式が提示してしまっていいの!?」です。 8話Aパートの骨子はこうです。 ミステリーパラレル カラ松が殺され、刑事トド松が鑑識十四松を急かしているところに警部チョロ松が登場、「この事件は迷宮入りかもしれない」と言う カラ松のダイイングメッセージは「ふくめん」、そして覆面の男一松が凶器を持ってそこに立っている(のに誰も気づかない) チョロ松が「こんなときあの男がいてくれれば」と言ったところにおそ松が登場 おそ松は「なごみ探偵」、全然謎を解かずにただ現場の空気をかきまわして和ませるだけ おそ松は現場を引っ掻き回し、死者が出まくり、途中で(犯人かと思われた)

    amanoiwato
    amanoiwato 2015/11/30
    『なごみのおそ松という男には、カリスマ性とすら言える人望があり、同時に完全に害悪でしかなく、おぞましいほどの被害が出るけど、愛されているのです』やっぱり、おそ松がラスボスだとあらためて確信した。
  • 魚に愛をしたためた男の「六つ子のブルース」 – 萩の原

    5話エントリで「カラ松はおそらく一松を憎むだろう」と書きましたが撤回します。 カラ松はそんなケツの穴の小さい男ではありませんでした。 というエントリです。8話のトレンチコート、めちゃくちゃ格好良かった。 8話BパートとCパートの話なのですが、Bパートの骨子は「トト子ちゃんアイドルとして迷走する」です。これ自体にはほぼ触れません。弱井トト子最強に推せる(メンタルの強さが)し腕っぷしの強さは保証済みなので女子プロにでも行ってくれんか、あそこんち(原作では)兄貴がプロレスラーなのですでに十分検討して「ねーわ」って捨てた案なんだろうとは思いますが……。まあ、同級生には特に自慢できないよね、腕っぷしが強くても……。 まずCパートの話をします。ハンカチ必須、涙なしには見られないおそ松さん8話Cパートは、松野家の屋根でカラ松が十四松とともに弾き語りをしたのち、カラ松が屋根から落ちるという短いエピソードで

  • はなまるぴっぴの歌詞を読んだらめちゃくちゃ本編まんまでなんかやけに焦った – 萩の原

    今回は軽い雑談です。適当に笑い飛ばしてください。 遅ればせながらの言及ですが、おそ松さんオープニング曲「はなまるぴっぴはよいこだけ」がリリースされて歌詞が公開されましたね! わたし作詞のあさき氏に関して「深読みするだけ無駄だよ」と散々友人に吹き込まれていたので、正直鼻くそをほじっていて完全に出遅れたのですが、先ほど「7話でおそ松さんという話の方向性が完全に固まった気配がするしいい加減歌詞読むか……」と言って読み始めて、 「深読みもクソもなく編そのまんまのことがそのまんま書いてあるじゃねーか!!!!!!!!!!!!」 と叫んで何かやり場のない気持ちになったんですけど歌詞の話してもいいですか。駄目でもしますが。ちなみにやり場のない気持ちになったのは「深読みなんかする必要ないってあんなに言われたのに! クララの馬鹿! いやたしかに深読みもクソもないけど……」といった感情ですのであさき氏にはなん

    amanoiwato
    amanoiwato 2015/11/22
    異論は若干有るけど非常に示唆に富む解読。/私はもう少し希望を持っています。
  • 「おかえり」一松とトド松の本当は怖いファミリーカーストゲーム・プレイ – 萩の原

    5話Bパートでサイコパスの仮面を盛大に引っぺがされて内気な弱者であるという現実を兄弟に暴露する羽目になってしまった松野一松の捨て身の狂気(の演出)に盛大な拍手を! カムバック・ヒーロー! トド松かわいそう。 おそ松さん7話が面白かったので性懲りもなくまたエントリを書いています。 <以下愚痴なので読まなくていいです> 正直TLの月曜配信組のためにツイートをタイムシフトしておくねくらいの気持ちでまとめたおそ松さん5話エントリがどうしてなのかは全く分からないがなぜかめちゃくちゃ話題になりTwitterでわたしのツイートだけでも4000RTくらいされ、ものすごくいろいろなリアクションが寄せられたのち最後には「イタい」「気持ち悪い」「もう観るのをやめたらどうか」「(二次創作のメインジャンル)にもう帰ってこないでください」「所詮腐女子の考察はカップリングに落とし込むことしか考えていなくて残念です」等の

    amanoiwato
    amanoiwato 2015/11/20
    あの一松の「おかえり」には本気で戦慄しました。彼に幸あれ。/こうした所詮小世界のカーストやステータスから無縁のところにいるのが赤塚キャラで、「おそ松くん」をあえて再生させた理由もそこにあると思う。
  • 誰が松野カラ松を殺したか、あるいははなまるぴっぴをもらえなかった子の話 – 萩の原

    ゆるふわギャグアニメだと思っていたおそ松さんに唐突に投げ込まれたどう転んでも以外の何物でもない回第五話を視聴したみなさんお疲れ様でしたというエントリです。「え? いつも通りギャグアニメだったよね? おもしろかったよ?」って人は帰っていいです。 あれはとてもよくできた誠実な話であるということを書いておこうと思いました。石を投げてもいいよ。カラ松兄さんも石を投げられて死んだからな。 ちなみにわたしは88年版アニメ視聴勢で、おそ松さんは1話から配信で観ていて(テレビを持っていません)いろいろあってリメイクとか続編とかに対して不信感を抱いていたところ1話を見てなんかめちゃくちゃに感動して泣いてしまい勢いで原作全巻を買って今読んでるところです。漫画読むのが遅いのでまだ16巻です。 5話の骨子はこうです。 いろいろあってカラ松が誘拐されたのに兄弟は誰も救おうとせず火あぶりにされるカラ松に向かって石

    amanoiwato
    amanoiwato 2015/11/12
    それぞれ個性を獲得し兄弟そろって(視聴者からの)愛を得た代わりに、兄弟内でのエゴや齟齬、断絶や孤独、そして差別、排除が生まれた…となると、創世記なみに深い寓話になってくるな。
  • おそ松さんを好きな理由と、しんどい世界をしんどいまま生きていくわたしについて – 萩の原

    先日はエントリを見てくださってありがとうございました。あれは「あれをどう受け止めていいかわからない人」のために書きました。今日のエントリは「わたしの話」をします。 わたしはおそ松さん5話がとても好きで、気恥ずかしい陳腐な言い方ですが、「わたしのための話」だと思っています。そういう話をします。 わたしは去年の夏に仕事を辞めて、それから療養と同人活動と一応の就活と、職業訓練校での教育を受けていました。8年くらい前からパニック障害と広場恐怖を患っていて、ずっと定職につけずにいろいろな仕事を転々としてきました。ニートだった期間も長いです。何の話をしているかと言うと、わたしは六つ子と同じ「ニート当事者」です、という話です。就活をしていることはしているし、勉強もしたし、田舎では職が見つからないと痛感したので一人暮らしも始めたしニートの定義とは外れているけれど、でも「ニートであること」がどういうことで、

    amanoiwato
    amanoiwato 2015/11/12
    この方が『レッツラゴン』を読んだら本気で病んでしまいそう…実際、ベラマッチャや水島牛次郎の扱いは本当にシャレになっていない。
  • 1