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ブックマーク / sengokukomonjo.hatenablog.com (4)

  • 拙著『乱世の天皇』副読本2ー観応の擾乱 - 室町・戦国時代の歴史・古文書講座

    エントリは拙著『乱世の天皇』(東京堂出版)の副読として、歴史に詳しくない方が拙著を読むときに、あった方がいい知識を記しています。 www.tokyodoshuppan.com こちらと同内容です。こちらのサイトは小中学校向けに社会の情報を発信しています。場合によっては高校までカバーできるかもしれません。 yhatano.com 前回は「両統迭立」を見ました。鎌倉時代後半の天皇家が二つに分裂し、交互に天皇を出すようにした結果、後醍醐天皇が暴走して鎌倉幕府をぶっつぶした上に吉野に逃亡して南朝を作り、南北朝時代になってしまった、という話でした。 今回は室町幕府の内輪もめである「観応の擾乱」(かんのうのじょうらん)を見ていきます。高校生の日史ならば出てくるレベルです。小学校ではガン無視、中学校ではもしかしたら「室町幕府では兄弟の争いが起こり」程度に流されるか、全く無視するか、のどちらかでしょ

    拙著『乱世の天皇』副読本2ー観応の擾乱 - 室町・戦国時代の歴史・古文書講座
  • 『乱世の天皇』の秦野裕介が嘉吉の乱を書くと - 室町・戦国時代の歴史・古文書講座

    『乱世の天皇』の秦野裕介が嘉吉の乱を書くと というか、もう『乱世の天皇』の中に書いてあるし。何格好つけてんだ、というネタでしかありません。 これが『乱世の天皇』の秦野裕介が安倍晋三政権を総括する、とかだったら格好がつくのですが、肝心の中身がクズみたいな文章しか出てこないことは保証します。 私がある程度(あくまでもある程度)のクオリティの文章を提供できる範囲は狭いです。 で、嘉吉の乱です。 正直嘉吉の乱については今谷明先生の『土民嗷々』の右に出るものはないと思っています。足利義教・後花園天皇・赤松満祐・万里小路時房・貞成親王・畠山持国・細川持之といったメンツが躍動しています。 基的に嘉吉の乱を描くときには義教の専制化と暴走を軸に、それに巻き込まれる人々を描いていく、という形になります。 足利義教を誰目線で見ていくか、という点も重要です。 『看聞日記』がありますので、貞成親王目線が主流になり

    『乱世の天皇』の秦野裕介が嘉吉の乱を書くと - 室町・戦国時代の歴史・古文書講座
  • 拙著『乱世の天皇』見どころ11ー海域アジアへの目配り - 室町・戦国時代の歴史・古文書講座

    これはまあ、ゆるく自慢が入ってますが、拙著『乱世の天皇』の見どころの一つは第八章「後花園天皇の時代の海域アジア」です。後花園天皇ので海域アジアとの関係を述べた書物は初めてでしょう。というか、後花園天皇の評伝が初めてでした。 というネタはさておき、2020年に入って一斉に出てきた室町天皇の中で拙著の特徴はこの第八章です。類書では海域アジアに関する記述は群を抜いていると思います。 これは結局どこに目配りをするか、という問題で、そこそこ限られた紙幅の中でどれを取り上げ、どれを省くか、というのは筆者の問題関心によります。 私はもともと対外関係史を修士論文で取り上げたことや、しばらく北海道史にも関心を寄せていたこともあって、やはり海域アジア視点の章を入れたかったわけです。 あくまでも後花園天皇を中心に室町時代の天皇を取り上げるわけですから、同時代の王権と比べないと意味がありません。 第八章では後

  • 室町・戦国時代の歴史・古文書講座

    *このページは告知用に一番上に置いています。2ページ目からご覧ください。 2022年9月10日にイーストプレス社から渡邊大門監修『徳川家康の生涯と全合戦の謎99』が出ます。天正壬午の乱から奥州仕置きまでの家康について書いています。Q38〜Q52までが私の担当です。 www.eastpress.co.jp 2022年9月6日に雑誌『歴史群像』2022年10月号(175号)に拙著に関するインタビューが出ます。 rekigun.net 2022年7月21日に拙著『神風頼みー根拠なき楽観論の歴史』が柏書房から出版されます。 神風頼みー根拠なき楽観論の歴史 「元寇」「国体の形成」「特攻」、そして現代ニッポンに至るまで……日史を貫き続けてきた「神国思想」の正体をスリリングに検証! 「日は神風が吹く、神に守られた特別な国」という「神風思想」が生み出す「ニッポンすごい!」「独り善がりの排他主義」「根拠

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