タグ

ブックマーク / bambi-eco1020.hatenablog.com (79)

  • 「泣ける本」という表現が苦手です - バンビのあくび

    「泣ける」と銘打たれたが苦手です。 実際に読んでみれば私も泣くかも知れないのだけれど、帯やPOP、見出しに「泣ける」と書かれてしまうと、どうにも指が動かないのです。むしろモヤモヤしながら一歩二歩と後退りしてしまうぐらい。「笑える」と書かれている時はそこまで苦手ではないのに、どうしてだろうか?なんてうっすらと考えてみました。 おそらく「泣ける」と書かれてしまうと「誰でも泣く→泣かなければいけない(もしくは泣かなきゃおかしい)→泣けない私は変なの?」みたいな思いが何処かに残るからだと思います。 そもそも「泣く」というのは嬉しくても悲しくても痛くても切なくてもわき起こる行為です。けれど「泣ける」とされた場合、大半は広い意味での「感動する」であると私は思っているので「泣けるじゃなくて感動するでいいじゃん」って気持ちになってしまうのです。感動は心が動かされる訳だから、泣く行為に限

    「泣ける本」という表現が苦手です - バンビのあくび
    amenomorino
    amenomorino 2015/05/16
    映画の広告でも。
  • 『今も、昔も、これからも。』 あとがきのようなもの ~一歩先も未来だから - バンビのあくび

    グリンピースがたくさん採れたので、毎日のようにサヤからグリンピースを取り出しています。 筋に沿って指をゆっくり入れ、中に入ったまあるいグリンピースを指で取り出していきます。 丁寧にやっているつもりなのに、何粒かはサヤからこぼれてコロリと転がっていきます。 逃げ出したグリンピースは1度止まってしまうともう動きません。 万が一、動くのではないかとジッと眺めてみましたがやはり動きませんでした。 つまみあげてグリンピースがたくさん入ったボウルに入れてあげました。 逃げだしたグリンピースは隠れてどれかわからなくなりました。 グリンピースは逃げ足が速くかくれんぼの得意なあの子に似ていると思いました。 *** 先日、「のべらっくす」でこちらのおはなしを書きました。 bambi-eco1020.hatenablog.com 以前に書いた『宇宙へ近づく夜』の2人が登場します。 お題が「未来」だったのですが、

    『今も、昔も、これからも。』 あとがきのようなもの ~一歩先も未来だから - バンビのあくび
  • おおきな木がほしかった - バンビのあくび

    おおきな木がほしかった。 幼い頃。 小学校へ上がる前の頃。 私は大きな木が欲しかったのだ。 「大きな木がほしい」 その思いの先には、大きな木の上に小屋なんか作ってジュース飲んでお菓子をべて、鳥がピーチクパーチク鳴いているのを聞いて「歌ってるみたいね」なんて思って、それから「太陽がいつもよりちょいとばかり近くて風もそよそよ流れていくわ。うふふっ」と呟きながら絵を読んで、そんで友達連れて来て一緒にトランプして過ごしてみたいという妄想があった。 木の上に住む、またはくつろぐスペースを作るというのは、アニメで見た「トムソーヤの冒険」に出て来るハックに憧れたことが理由の1つである。 ハックの自由気ままな生活と木の上の小屋が、糸で結ばれ、私の記憶に留まっている。トムがポリーに小言を言われ、窓から飛び出しハックの家へ行く。窮屈な学校生活に嫌気がさしているトムは自由なハックに憧れる。それと同時にその場

    おおきな木がほしかった - バンビのあくび
  • とにかく「ごんじり」が好きだというはなし - バンビのあくび

    今日スーパーで見かけたのでごんじりを買って来ました。 久しぶりに「ごんじり」をべたんですけど、相変わらず美味しいですね、この子は! ごんじりは私を裏切ることがありません。 ごんじりはワタシノミカタです。 いよっ!ごんじり様!ってなぐらいすごいのです。 そんな感じで私がリスペクトしている「ごんじり」なんですけど、この辺りでは取り扱っているスーパーが少なくてちょいとばかり残念に思っております。 ちなみに私が愛してやまないごんじりは村岡品工業様のこちらの商品です。 寒干大根 ごんじり(90g) 個包装 今日はせっかく手元にごんじりがあるのですから、ごんじり様の記念撮影をしてみました。 タイトル『君がチンアナゴかい?僕はごんじりだよ!』 …まあ、そんな風になっちゃうわよね。 で、村岡品工業と言えば代表的な商品は「梅しば」ですよね。小包装になったカリカリ梅。美味しいですよね。そんな梅しばはある

    とにかく「ごんじり」が好きだというはなし - バンビのあくび
    amenomorino
    amenomorino 2015/04/13
    初めて見た、どんなのかわからないけど、えこさんがすごく愛するもの、美味しそうっていうのは伝わりました。ご飯にもあうかな?
  • 『桜の花』あとがきのようなもの ~絵本と児童書も紹介します - バンビのあくび

    昨日は息子の入学式でした。 中学校の入学式ともなると、小学校よりさらに淡々と進んで行きます。 校長先生はやたらと「自立」を連呼していました。そんで20分ぐらい喋ってました。ちょいと話が長いからまとめた方が良いと思いました。 中学校の校舎はまだ築5年程度で新しいため、中が素敵な造りとなっておりました。教室の天井がフラットではなく、かまぼこをひっくり返したような形をしていました。真ん中が下がっているのです。あれは採光を考えてのデザインなのかしら?私が知っている四角い校舎とはえらい違いです。 体育館と教室の間にはよくある渡り廊下はなく、全部が1つの大きな建物になっていました。なんだかすげぇのです。 色々面白そうなので、授業参観へ行った時にでもちょっくら探検してみようと思っていますー。 *** 先日、こちらのお話を書きました。 bambi-eco1020.hatenablog.com 息子の卒業式

    『桜の花』あとがきのようなもの ~絵本と児童書も紹介します - バンビのあくび
    amenomorino
    amenomorino 2015/04/09
    ほんのり温かかったです。絵本ほんとうにきれい。
  • はてな題詠「短歌の目」 4月☆ - バンビのあくび

    「短歌の目」今月も参加しますー。 今回は難しかったよ!語彙力足りねぇっす。 第2回「短歌の目」4月のお題および投稿作品一覧です - はてな題詠「短歌の目」 *** 1.入 現実の辛さ堪え兼ね泣き出した 我を受け入れ抱きしめる 2.粉 大福をべた娘は粉まみれ 白いお髭でおかわりねだる 3.新学期 まっさらのノート広げた新学期 カーテン揺らすエメラルドの風 4.フール 華やかに見えた世界へ踏み込むとここもあそこも全てがフール 5.摘 摘み取ったシロツメグサのかんむりを頭に乗せたキミは天使 6.異 トントトン ちょっとそこは開けないで これは異国の入口だから 7.花祭り 花祭り 白い象さん引っ張って笑う子供の声が響けり 8.あらたまの あらたまの 小川の水面 ひかり帯び 春の香りと夢幻の揺らぎ 9.届け 春風が鼻をかすめて吹き抜ける 届けと願ったふうせん高く 10.ひとつ 恋文の文字と文字の

    はてな題詠「短歌の目」 4月☆ - バンビのあくび
    amenomorino
    amenomorino 2015/04/04
    6もリズミカルだけど線を引いてる感じがいいなぁと。
  • 『桜の花』 - バンビのあくび

    皆様、ごきげんようー。 特に何かをしている訳ではないのですが、気持ちだけがなんだか慌ただしいです。へいへい! さてさて。今回も「のべらっくす」に参加させて頂きます。 【第6回】短編小説の集いのお知らせと募集要項 - 短編小説の集い「のべらっくす」 お題「桜の季節」はなかなか難しかったですー。 お時間のある時に読んで頂けると嬉しいです。耳をパタパタさせて飛び上がります。 ではどうぞ☆ 『桜の花』 あの日。 颯太は桜の木の下で泣いていた。 * 今日は小学校の入学式の日だと言うのに、莉子は家を出る時間が遅くなってしまった。一緒に行くお母さんがネックレスがないと騒ぎ出したからだ。お母さんは引き出しを開けたり閉めたりしながらなんとかネックレスを探し出し、廊下をパタパタ走ると「莉子、急いで!」と大声で言った。 外は太陽が照っていてきらきらと光っていた。そんな景色も今のお母さんの目には見えないようで、莉

    『桜の花』 - バンビのあくび
  • 京極夏彦の妖怪えほん『とうふこぞう』は可愛い妖怪でした - バンビのあくび

    『とうふこぞう』を読みました。 『とうふこぞう』は「京極夏彦の妖怪えほん」シリーズの1冊になります。 このシリーズは5冊あり、その名の通り全て妖怪が出てくるのですが、それぞれ出てくる妖怪のタイプが違うのです。 以下のように「悲、楽、怖、笑、妖」となっています。 悲 『うぶめ』 うぶめ (京極夏彦の妖怪えほん) 作者: 京極夏彦,東雅夫,井上洋介 出版社/メーカー: 岩崎書店 発売日: 2013/09/09 メディア: 大型 この商品を含むブログ (2件) を見る 楽 『つくもがみ』 つくもがみ (京極夏彦の妖怪えほん) 作者: 京極夏彦,東雅夫,城芽ハヤト 出版社/メーカー: 岩崎書店 発売日: 2013/09/09 メディア: 大型 この商品を含むブログ (1件) を見る 怖 『あずきとぎ』 京極夏彦の妖怪えほん (3) あずきとぎ (京極夏彦の妖怪えほん3) 作者: 京極夏彦,

    京極夏彦の妖怪えほん『とうふこぞう』は可愛い妖怪でした - バンビのあくび
    amenomorino
    amenomorino 2015/03/25
    とうふこぞう!小説おもしろかったです。絵本も読みたい。
  • 卒業式でした - バンビのあくび

    昨日は卒業式でした。 *** 窓を開けると前日降っていた雨が上がっていた。穏やかな朝だ。 子ども達を起こし、朝をすませてからスーツに着替えた。息子は着慣れないシャツの一番上のボタンが留まらず悪戦苦闘。ズボンをはいたら、今度はベルトと戯れていた。着替えだけで一大イベントだ。 ヒールを履き、息子と一緒に家を出た。小学校までほんの300mほどの道を歩く。入学した時から何度歩いた道だろうか。それも今日で最後だ。ヒールがアスファルトを蹴るコツンコツンという音がカウントダウンのように響いていた。 学校へ到着し、校舎1階で受付をすませる。 着慣れないスーツで身を固くしている子、袴姿が眩しい女の子、芸能人のように髪の毛をバリッと固めたイケメンの男の子…こんなたくさん子がいたのだなぁと今更ながらに思った。 私は保護者控え室となっている教室へ移動した。教室へ足を踏み入れると、規則正しく並んだ机の上に、子ど

    卒業式でした - バンビのあくび
  • お祭りへ行ったはなし - バンビのあくび

    日曜日にお祭りへ行った。 息子は義母とと出かけていたので、娘と一緒に行った。 車を駐車場へ置き、歩行者天国の道を目指して歩いていく。視覚と嗅覚、どちらが勝つかしら?と思ったけれど視覚の圧勝で、露店が見えてくると娘のテンションがググッと跳ね上がった。娘はハァハァと舌を出した犬のようで今にも走り出しそうだった。「まだここはね、車が通る道だから」私が言った言葉でなんとかスキップで抑えてくれた。足取りのかあるいスキップ。 「お祭り行ったら、ミナちゃんに会えるかなぁ。会いたいなぁ」 娘はスキップをしながら笑顔で言った。 ミナちゃんは保育園の時のお友達で娘とは違う小学生へ通っている。昨年、このお祭りでたまたまミナちゃんに会ったので娘はそれを思い出して言ったのだろう。お祭りは土日の2日間行われており、ミナちゃんが来るかどうかもわからない。会えたらいいねと思ったけれど、なかなか難しいかも知れないなぁとも感

    お祭りへ行ったはなし - バンビのあくび
    amenomorino
    amenomorino 2015/03/18
    お祭り行きたーい!
  • 私のあしながおじさん - バンビのあくび

    日常生活において私はあまり口に出して愚痴を言わないのだが、私の中には少しずつ溜まっていく澱がある。 ある程度の量になると溢れて、あっぷあっぷと溺れそうになるため、迷惑だろうとわかりつつ吐き出させてくれる相手に言葉をつらつらと並べたメールを送る。返事は要らない。ただ「吐き出した」というだけで私の心はだいぶ軽くなるからだ。こんな相手をしてくれる友人には感謝している。 *** 4日前。 「私よりも長生きして下さい。以上!」ただそれだけを書いたメールを友人へ送った。 「えっ?死ぬの?」ただそれだけの文が返ってきた。 それを見て私はふふっと笑い「このメールを今日書いている意味がわかってるくせに」と心の中で呟いた。そして「死なないけど、心はだいぶ見失ってるかもー」の言葉とともにそれに続く一言だけの愚痴を友人へ返信した。 返事はこなかった。と言うより先ほど書いたように、私は愚痴の後のメールをあまり必要と

    私のあしながおじさん - バンビのあくび
    amenomorino
    amenomorino 2015/03/15
    ぐっときて笑顔になってました。
  • 『おとなのオリーブ』を読んで 〜Oliveと私。 - バンビのあくび

    ウキウキしながら屋さんへ向かった。 目指すべきモノ。それは雑誌GINZAの別冊付録「おとなのオリーブ2015」である。 表紙に書かれた「Olive」の文字だけで心が弾んだ。 *** 私がOliveをひたすら読んでいたのは中高生の頃である。 ページをめくるたびに新しい世界を見せてくれることにウットリし、ある時はビビっと刺激を受けた。以前にも少し触れたが、私が通っていた女子高のすぐ近くにあるコンビニでは、Oliveが発売日に3冊だけ入荷されていた。私は必ず発売日の朝にコンビニへ寄り、3冊のうちの1冊を手に入れる。そして休み時間ににやにやしながら1人で読むことを楽しんでいたのだ。同じようにOliveを読んでいる子はほとんど見かけなかったけれど、私には一切関係なかった。Oliveは私だけの世界だった。 部活漬けの生活の中では買い物へ行く暇もなく、また可愛い服を買ったところで着ていくところもなかっ

    『おとなのオリーブ』を読んで 〜Oliveと私。 - バンビのあくび
  • にゃにゃ♪『私の好きなねこの絵本』を紹介します - バンビのあくび

    皆様、こんにちは。 今回はよつばさんよりリクエストを頂いた「私の好きなねこの絵」をご紹介させて頂きます。 ねこを題材にした絵は何百冊もあり、とてもじゃないけどまとめられないので、えこセレクトでお送りしますの。ウフフ☆ あれが入ってない、これが入ってない、もちろんあると思いますけど、「へぇ〜、えこさんってこんなのが好きなのね」なんて思って頂ければ嬉しいです。 ちなみによつばさんは白黒がはっきりとしたねこさんです。清々しく根が優しいのがたまらんのです。私はこれからアメとムチの使い分けをはよつばさんから学ぶことに致します…! そんなよつばさんのブログはこちら。 よつばブログ。 | 「よつばのクローバーみつけると幸せになれるんだよね?」「...まあね、そんな感じ。」 では、「私の好きなねこの絵」、どうぞー。 *** 『わたしはあかねこ』 わたしはあかねこ 作者: サトシン,西村敏雄 出版社/

    にゃにゃ♪『私の好きなねこの絵本』を紹介します - バンビのあくび
    amenomorino
    amenomorino 2015/03/09
    「タンゲくん」いいなぁ。読もう。
  • 短編小説を書いてみて ~『イフ』 あとがきのようなもの - バンビのあくび

    昨年9月にぜろすけ(id:zeromoon0 )さんが「のべらっくす」という短編小説の集いを始められてからずっと参加させて頂いております。 今まで一度も小説を書いたことのない私でしたが、「なんだか楽しそうー。初心者でも良いって言ってくれているし!」なんて思いまして勢いで書くことに決めました。 ですが、いざ書こう!と思ったらどう書いて良いかさっぱりわかりませんでした。頭の中で全体像が浮かんでいてもそれをストーリーになるように文章を組み立てること、不自然ではない表現にすること、またその中に細かい描写やお題に沿った内容にしなくちゃなんて、色々考えてたら頭が一度パンクしました。ぱーん。 まあ、でも、やろうと思ったんだし・・と子どもの運動会を眺めながら、動く雲を追いながら、少しずつ書き、なんとか短編小説のようなカタチにしました。 それが最初に書いた「りんごを一つ携えて」です。 りんごを一つ携えて -

    短編小説を書いてみて ~『イフ』 あとがきのようなもの - バンビのあくび
  • はてな題詠「短歌の目」 3月♡ - バンビのあくび

    皆様、春を感じていますでしょうか? 花粉以外で春を感じていますでしょうか? 私はものすっごく感じています。 だってね、とんでもなく眠いのです。 寝ても寝てもそんでも寝ても夢の中で寝てもまだまだ眠いのです。これぞ、春! それから土管・・いや、ちくわぐらいのぽっかり穴が開いているようで、ぼやっとしていたい気分だったりします。 そんでもこの企画を逃してはならないではないか!あたし!と奮い立たせて短歌を詠みました。 3月の題詠短歌10首および投稿作品ご紹介です - はてな題詠「短歌の目」 そんな奮い立たせた雰囲気が伝われば何よりです。 *** 1.雛 雛菊のちぎった花びら風に乗りふわり舞い落ちキミの背中へ 2.苺 練乳と崩れた苺混じりあいピンクに染まった海へ飛び込む 3.夕 飲み干したラムネの瓶のビー玉に溶けて隠れた夕焼けの空 4.ひとり言 もういやだひとり言吐くあなたみて夢を取り出すポケットの中

    はてな題詠「短歌の目」 3月♡ - バンビのあくび
    amenomorino
    amenomorino 2015/03/04
    邯鄲の夢もいいですねぇ。
  • 2015.3.3 〜雨と共に地に染み込んで行けばいい - バンビのあくび

    「お母さん、髪の毛結んで」 毎朝、娘が可愛いヘアゴムを片手に私の所へやってくる。 早くすませたい気持ちと不器用であることが相まって、サイドにちょこんと結んであげるだけなのだが、それでも娘は「結んで〜」とゴムを持ってくる。きっと、結んだ方が気分が高まるのであろう。 「はい、できた」 娘はゴムで結わかれ、ちょりんとなった髪をを軽く手で触れると、よし!とばかりにランドセルを背負う。 朝の儀式。 いってらっしゃいの合図。 はい、今日のコーデはいかがでしたか?娘さん。 *** 私が通っていた中学校は校則により女子は肩より長い髪の毛が許されていなかった。ゴムもダメ、ピンもダメ。今だったらあり得ないと思うし、その当時でも珍しい校則であったと思う。(ちなみに男子の髪型については特に校則は設けられていなかった) ロングの方が似合う女の子でも、小学校の卒業式を終えると泣く泣く断髪式を行わなくてはならない。中に

    2015.3.3 〜雨と共に地に染み込んで行けばいい - バンビのあくび
    amenomorino
    amenomorino 2015/03/04
    母校はなぜか「段カット禁止」でした。決まりも色々あるんですね。
  • 『イフ』 - バンビのあくび

    どうやら花粉が「わーい、どんどん飛ぶよー」とわさわさ騒ぎ出した今日この頃。 みなさま、くしゃみを連発しておりますでしょうか? それは当に花粉なんですか?いやいやもしかしたら知らぬところで…ゲホゲホ、ちょっと止めておきましょう。 てなわけで、今回もこちらに参加させて頂きます。 【第5回】短編小説の集いのお知らせと募集要項 - 短編小説の集い「のべらっくす」 お題は『』 いやぁ、今回はキツかったです。お題が〜と言うより、私自身があんまり書くぞ!とならなくて。それもこれも体がバキバキに痛いからだと思います。背中から肩にかけてカチコチしてます。 そんでも書き上げましたので、読んで下さるとのように丸まって「にゃー♪」と言います。 にゃーにゃー言いたいので、ぜひ読んで下さいー。 *** 『イフ』 美和が悠斗の部屋を初めて訪れた日のこと。 部屋のドアを開けると我が物顏で悠然と歩く黒が目の前を通り

    『イフ』 - バンビのあくび
    amenomorino
    amenomorino 2015/02/27
    ぞわっとしたけどいい怖さ。
  • 息子へ宛てた手紙 - バンビのあくび

    息子が「これ、お母さん宛なんだってー」と学校から私宛となっている茶封筒を手渡してきた。 開封し、書面に目を通した。 「卒業式の日に子どもへ渡す手紙を書いて頂けないでしょうか。小学校生活を通じて、成長したと思う事やこれからのことなど内容は自由です。それぞれお子さんへかけたい言葉を書いてください」 書面にはそんなことが書かれていた。 そして、可愛らしい便箋と封筒が同封されていた。 私はふぅんとだけ思い、そのまま茶封筒に書類を入れ2、3日置きっぱなしにしていた。 日曜日。を1冊読み終えた時、なんだかその手紙を書きたくなったので、便箋を広げ、特に何も考えずペンを走らせた。 まずは息子の名前。そして卒業おめでとうの文字。 この先に続く言葉は私の手にお任せしようとすらすら書き綴ってみた。便箋の最後の行まで書いたところでペンを置き、今、書き終えたばかりの文章を読み返した。 その文章を読んで「ああ、これ

    息子へ宛てた手紙 - バンビのあくび
    amenomorino
    amenomorino 2015/02/24
    照れるけどほんとの気持ちは胸にきますね。
  • ぽわぽわぽわ。 - バンビのあくび

    会社に出入りしているお弁当屋さんはいつもおじさんが配達してくれているのだが、ここ2週間ぐらいおばさんが「こんにちはー。おおきに」と言いながらお弁当の配達をしている。 家族経営だということは以前から知っていたので、「おじさん、どうかしたんですか?」とおばさんに尋ねてみた。 「あのね、耳があまりにも遠くてね、遠くまで配達するのは危ないから近いところだけにしてもらってるんですよ」 おばさんは柔らかい表情で続けてこう言った。 「うちって、女所帯なもんだから『お父さんはもう配達しなくていい!』って言っても聞かないんですよ。だから、いずれまたこちらにも来ると思いますよ」 耳が遠くなったおじさんは、注文電話を取っては「なんやら良く分からんかった」と言い、おばさん方を困らせているようだ。けれど、笑いながら話すおばさんを見てそれもまた優しい家族の在り方なのかなぁとそんなことを思った。 「ああ、体調が優れない

    ぽわぽわぽわ。 - バンビのあくび
  • 雪がとけて川になって流れていきます - バンビのあくび

    電車の扉が開くとそこから冷たい風が流れ込んできた。春はもうすぐだと思っていたけれど、ここはまだまだ冬の中。寒さを感じ、ぶるっと身震いしながら電車を降り、改札を出た。近くのショッピングモールをぶらぶらと歩きながらキミを待った。スイーツコーナーに並ぶケーキ、ひらひらとしたスカート、さくら柄の箸置き。春らしい商品があちこちに散らばっていた。 1階にある書店で、地元紙を読んでいる時にキミから連絡があった。 「もうすぐ着く」 携帯電話をバッグにしまうと私はトイレへ向かった。鏡に映る私の顔を確認するために。そこには少しのぎこちなさと緊張を感じながらも口元の緩んだ私がいた。髪の毛を手で軽く撫で、一度だけにこっと笑ってみた。可愛いのか可愛くないのかどちらともつかない表情の私。まあいいか、とふふっと笑い、くるりと出口へ向かって歩き出した。 ショッピングモールを出て、少しだけ歩いた。冷たい風が頬をかすめて行っ

    雪がとけて川になって流れていきます - バンビのあくび
    amenomorino
    amenomorino 2015/02/19
    じわっ。気持ちに春が来たみたい。