覚せい剤取締法違反(使用、所持)の罪に問われた女優酒井法子被告(38)夫婦のうち、夫の自称プロサーファー、高相祐一被告(41)=保釈中=の初公判が21日、東京地裁(稗田雅洋裁判官)で開かれる。酒井被告は捜査段階で「夫に勧められて使った」などと供述したとされ、高相被告の公判で酒井被告の使用の経緯や動機がどこまで明らかになるか注目される。 起訴状によると、高相被告は8月2日ごろ、東京都港区の公園トイレで若干量の覚せい剤を加熱し吸引。9日には千葉県勝浦市の別荘で約0・097グラムを所持した、などとしている。 酒井被告は7月30日ごろ、奄美大島のホテル客室で覚せい剤若干量を加熱し吸引したほか、8月3日に東京・南青山の自宅マンションで覚せい剤約0・008グラムを所持した、として起訴され、9月17日に保釈された。初公判は26日、東京地裁で開かれる。