今朝、何気なく新聞を眺めていたら、ふと目についた記事があった。 「本場で活況 四書五経」 「中国、論語など私塾ブーム」 (読売新聞 2015年3月19日朝刊) 中国で、伝統的教養「国学」」を子供たちに教える「私塾」が活況を呈している。背景には、中国の経済発展に伴って大国意識が高揚し、富裕層の間で伝統文化への自信が強まっている事情がある、習近平(シージンピン)政権が掲げる「中華民族の偉大な復興」のスローガンも、国学ブームを後押ししている。(中国広東省深圳) 中国南部の経済発展の先進地、深圳市の中心部から車を約30分走らせた景勝地、梧桐山。鳥のさえずりが響き渡る山間部には、都会の喧騒を避けるように20余りの私塾が集まる。「読経村」と呼ばれている。 (中略) 「鹿鳴学堂」という名の私塾を訪ねると、7~11歳の子供10人ほどが机を並べ、儒教の経典「論語」を、猛スピードで読み上げていた。 子供らは正