1990年代を代表するPDAだったパーム(Palm)。そのパームより先進性のあるハードウェアを多数送り出したハンドスプリングの歴史を振り返ります。 わずか数年間だったとはいえ、ハンドスプリングはPDAからスマートフォンへの流れを先読みした、先進性のあるメーカーでした。 スプリングボードで電話やワイヤレス通信ができたVisor ハンドスプリングは、元々パームの開発者であったジェフ・ホーキンス氏がスピンアウトして設立した会社です。 1998年にパーム互機である「Visor」を世に送り出しました。iMacブームの流れを汲んだトランスルーセントのボディーが目立つ製品でしたが、大きな特徴を持っていたのです。それは「スプリングボード(Springboard)スロット」と呼ばれる、拡張性を持ったスロットの存在です。 ツイートする カテゴリートップへ この連載の記事 第129回 マイクロソフトと喧嘩別れか