今和泉 隆行(いまいずみ・たかゆき) 地理人 1985年鹿児島市生まれ。その後の多くを東京都日野市で過ごす。通称「地理人」。7歳ごろから、実在しない都市の地図(空想地図)を描き始める。淡々と描き続けるうちに、現在制作中の「中村市」の地図に専念する。大学では地理学、まちづくりを専攻し、教育系NPOにも関与。IT企業のサラリーマンを経て、現在は空想地図制作、デザインを行うかたわら、空想の舞台の地図制作も承っている。 今和泉隆行(以下今和泉):昭文社の、公共交通機関利用にこだわった旅行ガイド『tabitte(タビッテ)』は、「目的地までの単純移動ではなく、行程の全体像をつかむことができる」ように作り込んでいるのが面白いですよね。 編集Y(以下Y):実は、東京とか、それなりに自分の土地勘がある所のtabitteを見ると、「あれ、案外情報が薄いな…」と思ったんですが、これは土地勘がない人、全体像をつ