<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2010年12月15日 (水)時論公論 「諫早湾干拓 常時開門へ」 こんばんは。時論公論です。 菅総理大臣は、長崎県諫早湾の干拓事業を巡って、2審の福岡高等裁判所が、堤防の排水門を、5年間開けるように、国に命じた判決を受け入れ、最高裁への上告を見送ることを表明しました。 しかし地元長崎県では、国の判断に不満も高まっています。今夜は予定を変更して上告断念の背景と諫早湾干拓の行方を考えます。 諫早湾干拓は、大規模な農地造成と、高潮や洪水に対する、防災機能の強化を目的に、国の直轄事業として工事が始まりました。 1997年には諫早湾が、全長およそ7キロの堤防で締め切られ、堤防内に、海水が入らないように、南北2カ所の排水門も閉じられました。 2500億円を掛けた干拓工事は、おととし3月に完了し、現在は41戸の農家がトマトやジャガイモなどを栽培して