私の医療費は一割だ。自立支援なんとかというやつ。 それの更新を行いに区役所に向かった。 その手続き自体は10分程度で済んだ。 私は思った。 「生活費の相談をしたい、というかしないとヤバい。」 ググってみると生活福祉課に行けばいいらしい。それは2階にあるらしい。 私は働いていない。うつ病とか発達障害とか、とにかく就労を続けることがもう困難だったのだ。 そして今は貯金が尽きた無職である。 息をのみながらエレベーターを降りると、にこやかな女性に声をかけられた。 「何かお探しですか?」 「あの、生活の相談を。」 「右に曲がって奥ですね~。」 彼女も公務員なのだろう、こんな私をどう思っているのだろう。 ……なんて卑屈になる余裕すらないっすよ実際。もう心臓バクバク。 生活福祉課は閑散としていた。おずおずと声をかけると、面食らったように初老の男性が出てきた。 「生活保護の相談ですか?」 「はい、それも含
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