「朝から酒蔵で日本酒を飲む」「どろどろのラーメンを食べる」「豪雪の中で雪かきをする」「座禅で悟りの境地に至る」。そんなツアーがインターネットで話題を呼んでいます。名付けて「短命県体験ツアー」。企画したのは弘前大学と青森県です。「自虐的すぎる」「攻めすぎていて逆に行きたい」といった声が上がっていますが、どうしてこんなツアーが誕生することになったのでしょうか? 厚生労働省が5年おきに行う都道府県別の平均寿命調査。最新データをみると、青森県では男性77.3歳(全国平均79.6歳)、女性85.3歳(全国平均86.4歳)。ともに全国で“短命1位”となっています。特に男性は、昭和50年代から1位が続いています。 青森県民の短命の背景には生活習慣があるという指摘があります。4日は立春。これから気温が上昇傾向に転じる時期とされますが、本州北端の青森県は冬のまっただ中です。青森市の積雪は1メートル近くあり、