1『世界大百科事典 6巻』 かや 蚊帳 p.100 「《日本書紀》によると応神天皇の時に中国の呉から蚊屋衣縫という技術者が渡来したとある。」 2『日本史小百科 家具』 蚊帳(蚊屋) p.52-53 「『播磨風土記』には飾磨郡加野里の地名の由来について「加野と称するは,応神天皇の巡行の時,ここに御殿を造り,蚊屋を張った故に加野と名づけた」と書かれている。また『日本書紀』にも,応神天皇の時代,呉から蚊屋衣縫(かやのきぬぬい)という女性技術者が渡来した記録がある。」 「蚊屋の記録が多くなってくるのは室町時代頃からで,『大乗院寺社雑事記』などには,しばしば貴族や武士の間で贈答品とされていたことが書かれている。」 「江戸時代にはかなり民衆の間に普及した。」 皇大神宮儀式帳(平安時代初期)に「外蚊屋」(そとのかや)「内蚊屋」(うちのかや)の記述あり。 春日権現験記録絵(鎌倉時代の絵巻物)にも同様の絵あ