女性アスリートにとって結婚、出産は人生の岐路。フィギュアスケートの安藤美姫が明かした未婚での出産と、現役復帰の意向は波紋を広げているが、出産後も競技続行を望む女性アスリート自体は少なくない。 2000年シドニー五輪競泳女子代表で日本水連理事の萩原智子さん(33)は04年に一度現役を引退し、2年後に結婚。09年に現役復帰後、子宮内膜症と卵巣膿腫の手術を乗り越えて昨夏のロンドン五輪出場を目指した。 そうした経験から「私は女性特有の病気だった。安藤さんとは逆の立場かも知れないけれど、1人の女性として、アスリートとして大きなメッセージを送れたかもしれない。女性への支援に気づいてもらえるきっかけになれば」と話した。 フリースタイルスキー・ハーフパイプ(HP)で世界選手権(3月)4位に入った三星マナミ(野沢温泉ク)はソチ五輪に向けて競技に復帰した1人。出産を機に休養したが、長女が1歳になろうかという1