ロシアに駐在する日本の武藤大使がロシア外務省の高官と会談し、ウクライナ情勢を受けて両国の関係は冷え込んでいるものの、文化や人的な交流を行う重要性を指摘しました。一方、ロシア側は日本が科している制裁の解除を訴えたということです。 ロシアの首都モスクワにある日本大使館によりますと、武藤大使は4日、ロシア外務省で日本などアジア太平洋地域を担当するルデンコ次官と会談しました。 会談は日本側の要請で行われ、武藤大使はウクライナ情勢を受けて両国の関係は冷え込んでいるものの隣国であることから、今後の関係を維持していくためにも、文化や人的な交流を行う重要性を指摘しました。 ロシア外務省も会談について発表し「日本がとっている敵対的な政策の放棄を行動で示すこと以外に対話を再開させる方法はない」とした上で、日本が科している制裁の解除を訴えたということです。 日本側の関係者によりますと、ウクライナ情勢をめぐってロ
