衆院本会議の欠席を批判され、維新の党から除名された上西小百合衆院議員。「比例の議席の返上」を求められた上西議員は、除名は「エモーショナルな処分」と不満を述べ、議員辞職はしない考えを示した。比例選出の議員が離党した場合は辞職すべきだとの批判は根強い。この問題をどう考えればいいのか。政治学者の品田裕(しなだ・ゆたか)神戸大学大学院教授に寄稿してもらった。 ----------------- 先日、上西小百合衆議院議員が維新の党を除名され、辞職を促されたものの、無所属のまま議員を続けることを明らかにした。比例区から選出された議員が離党した場合に、辞職すべきかどうか、以前から議論されてきた問題が今回も浮かび上がっている。 議員の身分と活動 そもそも国会議員の身分は、不逮捕特権などで手厚く保護されている。これは、かつて各国で議会が力を獲得していく過程で、しばしば王や独裁者と議会が対峙したことによる。
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