経営不振に陥っている大手電機メーカー「シャープ」は台湾の大手電子機器メーカー「ホンハイ精密工業」の傘下に入ることで、2日、最終的な契約を結びました。ホンハイの郭台銘会長は「短い期間で黒字化できると約束する」と述べ、シャープの再建を急ぐ考えを示しました。 2日の記者会見で郭会長は「シャープは液晶ディスプレー業界で最も重要な生みの親であり、技術で世界の先端を走っている。シャープがさらに100年、イノベーションを進め、世界で成功を積み重ねることができるよう、フルサポートしたい」と述べました。そのうえで、「短い期間で黒字化できると約束する」と述べ、シャープの再建を急ぐ考えを示しました。 一方、高橋社長は、「ホンハイと戦略的提携を進めていくなかで、今後もシャープのブランドを維持し、新しい価値を提供していく。従業員の雇用を原則として維持し、シャープの企業としての一体性も存続していく」と述べました。また