組織の構造によって社員全員が成果を上げられる キーエンスの社員は、入社2年で年収1000万円を超えると言われます(時期にもよりますが)。同社の社員たち全員に、その年収をもらうだけの能力やスキルがあるのかというと、私自身も所属していたからこそ言えるのですが、答えは「ノー」だと思います。 では、なぜキーエンスはそれだけの給与を支払う成果が出せるのか? その答えが、この「構造が成果を創る」という考え方の中にあります。 つまり、営業の構造、商品企画・開発の構造、マーケティング・販売促進の構造、人事の構造など、キーエンス組織内における構造のすべてが、「お客様に付加価値を提供するための構造」になっており、社員の個人的な能力や努力だけではなく、構造によって社員全員が成果を上げられるようになっているのです。 キーエンスの本質を理解するためには、キーエンスが創業期から重要視してきた変わらない経営理論とぶれな
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