今や男の給料だけで妻子を養うのは難しい。夫婦共働きがスタンダードになり、妻が30代で仕事を辞めてしまうと、正直言って途方に暮れる、という男性は多い。だが、30代以上の女性が働く環境は整っているのだろうか? 「女性の年代別労働力率」(※)をみると、20代、40代に比べ、30代が落ち込む=M字カーブになっている。仕事も覚え、職場や相手先との信頼関係もでき、自分で回せるようになる働き盛りの30代は、結婚や子育ての時期にもあたる人も多く、辞めてしまうからだ。さらには、出産・育児を経て復職したとしても、受け入れる環境が不十分だったり、休職前と同じ職務には就けないといった問題もある。 ※「女性の年代別労働力率」⇒https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=324033 こうした女性のキャリアをとりまく問題を、雇用の現場を長く見続けてきた海老原嗣生氏は、著書『女子のキャリア
![「やる気のある女」と「やる気のない男」に冷酷な日本社会 | 日刊SPA!](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ff47dd4f09766af7959336d5ab203ebf0dffb959/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnikkan-spa.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2012%2F11%2F70f377c2d1c8dff83586a645ca5e88b2.jpg)