透明感のある肌、ふんわりとした髪の毛――昨年10月、とある女子高生の画像がTwitterで話題になった。その少女の名前は「Saya」。実写のように見えるが、全て3DCGで作られたものだ。 Sayaは、CGアーティスト・石川晃之さん、友香さん夫妻のユニット「TELYUKA」(テルユカ)が作成した架空の女子高生のキャラクター。夫妻がTwitterに画像を公開したとたん、ネットユーザーから「実写にしか見えない」「本物の人間かと思った」との声が上がった。 その後もさらに人間の印象に近づけるため、パーツや顔の造形を見直し、2016年9月には最新版「Saya 2016ver.」を発表。「CEATEC JAPAN 2016」(10月4~7日、千葉・幕張メッセ)では、これまで静止画のみだったSayaが、振り返ってほほ笑む――というショートムービーを公開し、大きな反響を呼んだ。 「こんなに驚かれるとは思って
