第一章 日本史は中国の“コピー”から始まった 【古代~平安時代】 第二章 アジア・システムからの離脱 【平安時代~鎌倉時代】 第三章 「日本全体が入れ替わった」時代 【室町時代~戦国時代】 第四章 「国家」の成立 【江戸開府~元禄・享保時代】 第五章 「凝集」する日本 【享保時代~開国前夜】 第六章 開国と日中対立の始まり 【幕末~明治維新】 第七章 朝鮮半島をめぐる外交と戦争 【明治時代】 第八章 アイデンティティの破滅へ 【大正時代~昭和時代初期】 岡本 隆司 【著】 おかもと たかし 1965年、京都市生まれ。現在、京都府立大学教授。京都大学大学院文学研究科東洋史学博士後期課程満期退学。博士(文学)。宮崎大学助教授を経て、現職。専攻は東洋史・近代アジア史。著書に『近代中国と海関』(名古屋大学出版会・大平正芳記念賞受賞)、『属国と自主のあいだ』(名古屋大学出版会・サントリー学芸賞受賞