ヒューマンインタフェース学会では、過去4回に渡って質的研究をセミナーとして取り組んできました。今回のセミナーでは、第20回、第21回として開催した「HI研究における質的研究アプローチ」のアドバンス編の第2段です。今回は、エスノメソドロジーと会話分析を取り上げます。特に今回は、HI研究でもなじみが深い会話分析に着目し、実際の分析方法をワークショップを通して学びます。 また今回は、取り上げるテーマとして、ユーザエクスペリエンス(ユーザ体験)を取り上げます。ヒューマンインタフェース研究だけでなく、ユーザエクスペリエンスを高めるためには、対象システムを実際のユーザーがどのように利用しているかを調査・分析し、新たなシステム仕様や開発したシステムの評価に活用することが必要です。そこで本セミナーでは、ユーザーがあるシステムを実際に利用している映像およびその会話の書き起こしデータを分析対象とします。 また