2015年1月22日にヤマト運輸株式会社がニュースリリースで、クロネコメール便の廃止を発表しました。 その理由は、信書(手紙)をメール便で送ることが認められていないことを荷主が知らずにメール便で送り、ヤマト運輸だけでなく荷主まで罰せられてしまう危険があるからです。 それなら、信書にあたるかどうかをヤマト運輸側で事前にチェックして信書にあたらない物だけをメール便で送ればいいではないかと思うのですが、事はそう簡単ではないようですね。 昔から信書の問題は指摘されていた。 ヤマト運輸は、昔から信書の配達に関して国といろいろと揉めていました。同社の2代目社長であった小倉昌男さんは、この件に関して国の対応にかなり怒っていたことが著書の「経営はロマンだ!」を読むとわかります。 同社に対して郵政省(現・総務省)が圧力をかけ始めたのは1984年のことでした。 一九八四年(昭和五九年)六月、三重県津市にある当