国によるコメの生産調整、いわゆる「減反政策」が廃止される来年に向け、生産量の目標を検討してきた北海道の生産者団体は、これまでの減産から一転し、6年ぶりに増産する方向で最終調整に入りました。主食用のコメの生産量が全国最大の北海道が増産を目指すことで、ほかの産地の対応や、値上がりが続くコメの価格にどう影響するか注目されます。 これを受けて北海道では、JAなどの生産者団体が自治体とともに来年のコメの自主的な生産量の目標について検討を進めていますが、関係者によりますと、事実上、前年の目標を超えて増産する方向で最終調整に入りました。 北海道では、減反政策のもと生産目標が平成25年から毎年、前年を下回ってきましたが、増産すれば6年ぶりとなります。 理由について、JAなどの生産者団体は、品質への評価が高まり需要が増えているためだとしていて、およそ5000トンの増産を軸に自治体と調整したうえで、近くまとめ