比が実効支配を続けるアユンギン礁で 南シナ海南沙諸島に広がるフィリピンの排他的経済水域(EEZ)内を航行中だったフィリピン艦船に対し、中国海警局船舶が放水を浴びせて航行を妨害する事案が発生、同海域での緊張が高まっている。 フィリピン各紙の報道によると、比沿岸警備隊(PCG)は8月6日、南シナ海南沙諸島(スプラトリー諸島)にあるアユンギン礁(英名:セカンド・トーマス礁)付近を航行中の比沿岸警備隊の艦船と同伴していた補給ボート2隻に対し、接近してきた中国海警局船舶が放水銃による放水を浴びせ、進路を妨害するという危険な行為を行った。 PCGの発表によると、比沿岸警備隊艦船と民間から借り上げた補給ボートが比南部パラワン島西方海域に位置する南沙諸島のアユンギン礁に向かっていたところ、8月5日の午前9時ごろ、中国海警局の船舶4203と5305、5201の3隻が至近距離まで接近してきて比沿岸警備隊の巡視