検察内部、立証方針で濃淡 袴田さん再審巡り 2023年07月11日11時14分配信 最高検などが入る中央合同庁舎6号館=東京都千代田区 袴田巌さん(87)の再審公判について、検察当局は3カ月にわたって検討を重ねた末に有罪立証を決断した。立証方針を巡っては、検察内部でも濃淡さまざまな意見が出ていた。 袴田さん姉「とんでもない」 蒸し返しと弁護団怒り―検察の有罪立証方針に 「有罪立証できる状況ではない」。検察側の特別抗告断念で再審が確定した当初、ある法務・検察幹部は否定的な姿勢を示し、「裁判所に認められる可能性は現実的にあるのか」と首をかしげた。 再審開始を認めた東京高裁決定について、「事実誤認として判断を打ち消すことができなければ勝ち目はないが、立証は容易ではないだろう」と冷静に話す幹部もいた。 一方、別の幹部は「4人が殺された事件で、簡単に諦められる話ではない」と強調。「再審請求審で否定さ
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