東京都墨田区は二日、同区錦糸の錦糸公園で同日開かれた「すみだまつり」(同区主催)で、誤って毒キノコが販売された可能性がある、と発表した。ニガクリタケという毒性が強いキノコで、同区は「購入者はすぐに、区に届け出てほしい」と注意を呼び掛けている。 二日午後七時ごろに阿南町から区に「出荷者から、食用のクリタケと間違えて毒キノコを売ってしまったかもしれない、と報告があった」と連絡があった。二パックは販売者と顔見知りが購入していたため廃棄を依頼したが、残りは誰が買ったのか分からないという。同町は「ニガクリタケとクリタケは専門家でも見分けにくい。特に今年は天候が悪く、色や形状が例年と違うことがあったため、見極めが難しかった」と説明したという。