来月、大阪社会部に異動します。当コラムを私が書くのは今回が最後です。ちょうど80回目になります▲この欄で常に意識していたのは「ゼロリスクはあり得ない」という立場から、紙面で触れられることが少ない疑似科学や代替医療などの話題を取り上げ、自分なりの論評を加えることでした▲小さいコラムながら読者の皆様からの反響も多くあり、励まされました。記者としてのスタンスは新天地でも変えません。引き続き、よろしくお願いします。【石戸諭】
来月、大阪社会部に異動します。当コラムを私が書くのは今回が最後です。ちょうど80回目になります▲この欄で常に意識していたのは「ゼロリスクはあり得ない」という立場から、紙面で触れられることが少ない疑似科学や代替医療などの話題を取り上げ、自分なりの論評を加えることでした▲小さいコラムながら読者の皆様からの反響も多くあり、励まされました。記者としてのスタンスは新天地でも変えません。引き続き、よろしくお願いします。【石戸諭】
今年は例年になくスギ花粉の飛散量が多く、苦しめられている方も多いと思います。日本人の国民病とも言うべきスギ花粉症に対して、多くの人はマスクやゴーグルを付けたり、薬を飲むといった対処療法をとっていると思います。スギ花粉症を治療するためには現在では減感作療法という方法が唯一有効とされています。この減感作療法は治療期間が長いことなどから普及が進んでいません。その減感作療法を手軽に行うために農林水産省が研究を重ねている花粉症緩和米というものがあります。スギ花粉症緩和米の研究開発について スギ花粉症緩和米を使えば毎日ご飯を食べるだけでスギ花粉に対する減感作治療法が可能になります。お米を使うメリットとして、ご飯として食べることは注射に比べれば摂取がかんたんであり薬と違って飲み忘れも少ない、通院の負担が小さいなどがあげられ、患者さんにとって負担の少ない治療法だと考えられています。技術自体は確立しているよ
さいきんtwitter上で、「1960年代において大気圏核実験の影響で自然死産率が上昇している」という情報を見かけました(本記事の論旨の前提となりますので、ぜひ以下URLをご参照の上で以下の記事をお読みください)。 http://twitpic.com/4gcyc6 研究者ならば生データをチェックせねばと思い、「人口動態統計」から生データをダウンロードしたりして調べてみたところ、ちょっと自分でもかなり意外な結論にたどり着いたのでまとめてみます。(長くて論旨がウネウネしますがすみません。お急ぎの方は人は結論の節からどうぞ。) 手始めに:人口動態統計の生データのまとめ まず、国立社会保障・人口問題研究所のサイトから自然死産率の生データをダウンロードしてみました。 http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Data/Popular2011/T04-20.xls
なぜ、ただシンプルに「復興を支援しよう」とだけ言えないのだろう。テレビ、ラジオ、新聞雑誌インターネットといった媒体で流される東日本大震災支援の言葉には、信じてる、信じよう、頑張ろうという言葉が並び、さらには、ひとつになろう、手をとりあおう、空は繋がっている、と続くときもある。そして締めはニッポンコール。そういうものを見せられるたびに違和感と若干の気持ちの悪さを覚える。信じる、信じないというのは心や気持ちの問題だ。信じるも信じないも本人の自由。はっきりいえばこの国の力を信じる必要なんてない。必要なのは困っている人たちへの支援だ。人には思いやりの心というものがあって、今まさに被災地の人が悲しみとつらい状況のなかで暴動も起こさず秩序を守って示している。それは人間の持つ強さだ。ナニクソ。負けてられない。生きなきゃという。がむしゃらで。必死な。僕はそんな人間の強い力を信じて僕なりのやり方で支援してい
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