ガン関係の学術誌、論文107本を撤回。ニセの査読にだまされる2017.04.26 08:167,064 福田ミホ 論文書いた人が、査読も自作自演。 2014年に起きたSTAP細胞をめぐるてんやわんやでは、大手の学術誌に掲載された論文だって必ずしも信用できないってことがわかりました。STAPの一件に限らず、とある研究によると、科学論文の0.01%程度で捏造などの不正が発見されているようです。つまり、論文が1万本あったらうち1本がデタラメという割合です。(関連記事:世界的に科学論文の撤回が増えている。その理由) ただたいていの学術誌にはその分野の専門家が論文を客観的に評価する「査読」という仕組みがあって、内容に不自然な部分があればそこで指摘されることもあります。でも今回、腫瘍関係の学術誌「Tumor Biology」がニセの査読者(実は論文を書いた本人)にだまされて107本ものガセ論文を掲載し