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ブックマーク / www.m-yamamuro.com (5)

  • 水域における自然再生事業と環境教育 - Limnology 水から環境を考える

    陸水学会企画委員会主催公開シンポジウム「環境教育と陸水学〜善悪を超えて」、約140名の参加をいただき、無事終了いたしました。質疑討論の時間が十分に取れなくて残念でしたが、多くの方から「よい企画だった」との評価をいただきました。 以下に私の発表の概略を記します。またシンポジウムの要旨集をご覧になりたい方は、私までご連絡ください。 - 環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律(H24.10) ではNPOなどの民間との連携を重視する一方で関連する学会との連携は視野にいれていません。しかし水面下の現象は陸上と異なり、多くの一般市民にとって見たり感じたりすることができず、あり得ないイメージ図を信じ込みやすい傾向があります。講演では霞ヶ浦のアサザ植栽事業を通じて、水域における自然再生事業と環境教育の問題点を示し、対策案を紹介しました。 茨城県では、自然科学の素養がないNPOが「アサザを植えると

    水域における自然再生事業と環境教育 - Limnology 水から環境を考える
    doramao
    doramao 2014/09/15
    「後でそれが間違っていたと分かっても、間違っていたことを伝えるすべはありません。従って自然再生とされる事業に、学校教育として子ども達を参加させてはならないと考えます」ならないは、う~ん、慎重に、かな?
  • アサザとEM - Limnology 水から環境を考える

    生態学会は「自然再生ハンドブック」というで、霞ヶ浦でアサザを植えっぱなしにする事業を紹介しています。同書では宍道湖のヨシ植栽も「宍道湖にふさわしい自然再生」と紹介しています。このヨシ植栽は、科学的根拠が皆無であったことが住民に露呈してきたこともあり、昨年10月で中止になりました。 アサザに関する誤解はかなり以前から、宗教のように全国に広まっています。中学校の理科の教科書に「アサザを植えれば微生物が水を浄化し、魚や鳥の住み場所になる」なんて記載があるほどです。 こんなことを理科で教えられた生徒さん達は、「よい細菌をいれたEM団子による水質浄化」を正しいと信じることでしょう。水質浄化に役立つとしてEM団子が広まってしまった一因は、科学的には自然再生にも水質浄化にもならない霞ヶ浦のアサザ植栽を、批判するどころかまで出して紹介するような日生態学会の見識にもあると私は思っています。 最近、

    doramao
    doramao 2014/02/14
  • ニセ科学? −EM菌、アサザによる水質浄化 - Limnology 水から環境を考える

    今日は水環境学会のシンポジウム「水に関する情報発信・啓発の課題とその解決策」に参加しました。 ニセ科学問題に詳しい菊池誠先生からは「科学とニセ科学:特に水をめぐって」とのタイトルでご講演いただきました。水環境学会会員で自治体職員の少なからずの方にとって悩みの種になっているのがEM団子による川の水質浄化ですが、これのニセ科学性について説明いただきました。EM菌については、ご高著「もうダマされないための科学講義」でも取り上げられているので、ご参考になると思います。 寿楽浩太先生からは「科学技術に関する社会的意思決定の変化と専門家に求められるもの」とのタイトルで原発問題などを例に、トランス・サイエンスの領域が増える中で、専門家(科学者)は意志決定における役割をどう変えればよいかについてご提案いただきました。 主催者側からは山田一裕先生が「科学的思考にもとづく水環境保全活動を阻む教育的課題」とのタ

    ニセ科学? −EM菌、アサザによる水質浄化 - Limnology 水から環境を考える
    doramao
    doramao 2012/09/12
    以前私の書いた記事ですが、山室さんもコメントくださってます。環境問題は非常に難しい問題であることをこの件で痛感しました。よかったら私の記事も読んでね。http://d.hatena.ne.jp/doramao/20111017/1318771227
  • 義務教育を濫用するアサザ基金の詐欺行為 - Limnology 水から環境を考える

    霞ヶ浦では昭和55年以降、COD(赤線)で示される水質は悪化していません。下水道(緑の線)が普及することで、人口(青線)が増えても湖に流入する負荷が増えていない為です。 しかし今年度、全国100万人の中学生に配られる地図帳には、アサザには水質浄化機能があって、霞ヶ浦流域の子ども達がそれを植えたから水質が悪化していないという、デタラメな内容が示されています。 ビオトープ設置校の図は、茨城県の資料ではありません。アサザ基金のデータがそのまま使われています。 (アサザ基金のホームページで2011年10月までフリーにダウンロードできた資料から) そしてアサザ基金は2011年6月10日、まだ印刷にもなっていないこの地図帳について、「アサザプロジェクトが流域全域まで及んでいることがよく分かる地図となっております」との宣伝記事を掲載しました(3月1日付記事)。 一方でアサザ基金は保全関係のメーリングリス

    義務教育を濫用するアサザ基金の詐欺行為 - Limnology 水から環境を考える
    doramao
    doramao 2012/08/19
    子供へのアプローチとしては、クマへのドングリまき問題とも通じる話だな・・・。
  • もう自然再生事業にだまされないために - Limnology 水から環境を考える

    アサザ基金を好意的に見る人は、「アサザを植栽することで、やがて霞ヶ浦の生態系が再生する」「アサザという植物を絶滅から救った」と評価しています。当でしょうか。 ここではまず「アサザを植栽することで、やがて霞ヶ浦の生態系が再生する」が正しいのかを検討します。 再生すべき霞ヶ浦の生態系とはどういう状態でしょう。霞ヶ浦では、日の他の平野部の湖沼がそうであったように、1950年代半ばまで、生態系の基盤である一次生産者は沈水植物でした(「里湖モク採り物語」参照)。また霞ヶ浦では戦前からアオコが発生していますが、懸濁物をべる二枚貝がたくさんいたこともあり、今日のようにひどくなることはありませんでした。 霞ヶ浦は、琵琶湖や宍道湖同様、広くて砂が供給される湖です。そして琵琶湖や宍道湖では波当たりが強いため、湖岸の大部分に抽水植物(ヨシなど)も浮葉植物(アサザなど)もない、砂浜が広がっていたことが分かっ

    もう自然再生事業にだまされないために - Limnology 水から環境を考える
    doramao
    doramao 2012/08/15
    アサザ関連
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