タグ

ブックマーク / arisan-2.hatenadiary.org (45)

  • 暴力について - Arisanのノート

    今年何度か参加した原発反対のデモの最中に、若い警官から、耳元でスピーカーで暴言を浴びせられたりすることがあって、疲弊した。その時は、他人を自分の思い通りに行動させるために、あれほど粗暴で憎悪に満ちた態度や言動がとれるということが、怖ろしくもあり奇異にさえ思った。どういう心理構造で、あそこまで抑圧的な行為に熱中できるのか? だが、後日気がついたのは、ああいう態度は、僕自身も日常的にとっているものだ、ということである。 たとえば、家で毎日、ベッドに寝たきりになっている母親の世話をしているのだが、世話をしているとき、自分の思い通りに体を動かしてくれなかったりすると、ちょうどあの警官達のような口調や態度で、怒鳴ったり粗暴な振る舞いをしたりする。 最近は、母自身がそれに対して怒りをあらわにしたり(これまでにあまり無いことだった)、デモでそんな体験をした影響もあって、自分がやってることのひどさに気づい

    暴力について - Arisanのノート
    dosequis
    dosequis 2012/01/07
    「自分自身が行っている体質的な暴力と同型であること、少なくともよく似たものだという歴然たる事実に、僕はなかなか気づくことが出来なかった」
  • 神話を守り続ける者たち - Arisanのノート

    時代の風:原発事故と生肉中毒=東京大教授・坂村健 http://mainichi.jp/select/opinion/jidainokaze/news/20110522ddm002070092000c.html 世に絶対安全がない以上、やるかやらないか、どこまでコストをかけるかということは、事故想定確率とその被害額を掛けた値と、社会的なものまで含めた経済のてんびんによるしかない。原発について議論するなら、その使用済み燃料処理コストまで含めたライフサイクルコストの不明朗さをむしろ突くべきだ。 この人の言ってることは、前回のエントリーで紹介した文章に比べると、一見まだまともに見えるけど、根的なところで詐術的な事実誤認を示している。 日人が「安全神話」を手放さなかったことが、今回の事故の原因だなんて抽象的なことを書いてるけど、「安全神話」を流通させ押し付けたのは、どこの誰だ。 上に書いてる

    神話を守り続ける者たち - Arisanのノート
    dosequis
    dosequis 2011/08/07
    「権力の問題をスキップして、「リスクを受け入れる社会への成熟を」なんていうのは、神話の中味を(安全神話からリスク共有神話へ)変えて、権力を握り続けたい連中のインチキな言い分に他ならない」と。
  • 『市民社会とは何か』 - Arisanのノート

    市民社会とは何か?基概念の系譜 (平凡社新書) 作者: 植村邦彦出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2010/12/16メディア: 新書購入: 4人 クリック: 80回この商品を含むブログ (33件) を見る 「市民社会」という日語の概念をめぐる混乱の原因を、アリストテレス政治哲学の西洋思想史における受容の歴史にまでさかのぼって詳細に整理、分析。 また後半では、いわゆる講座派以後の、日における「市民社会論」の特異な展開をたどる。 非常に重厚で刺激的な著作である。 (以下は、内容紹介というより読んだ感想を書いてます。内容については、現物に当たってください。お勧めです。) ぼくはこのを読んで、たとえば自由主義(ロック)と共和主義(ルソー)がどういう風に対立するものかが、はじめて腑に落ちた。 自由主義は私的所有の原理にもとづく自由経済社会の思想で、その弊害を批判して自由の制限(譲渡)を唱

    『市民社会とは何か』 - Arisanのノート
    dosequis
    dosequis 2011/04/29
  • 追悼・森毅氏 - Arisanのノート

    数学者の森毅氏が亡くなった。 朝日や毎日の記事を読むと、専門の数学数学教育での仕事についての扱いがあまりに小さいという印象を受ける。 人気を博した氏の社会評論、文明批評的な文章や発言も、専門分野で培われた思想や経験と深く関わって出てきたものだったろうと思うだけに、不満である。 だが、朝日の記事に載った安野光雅・井上章一両氏のコメントは、氏の人柄と教育者・書き手としての仕事の質をよく伝えていると思った。特に、井上氏が語っている教壇での森氏の姿は、森氏が語った湯川秀樹博士の(若手研究者たちを前にした)姿を髣髴とさせる。http://www.asahi.com/obituaries/update/0725/OSK201007250090.html ところで、毎日の朝刊に載った池田浩士氏(京大名誉教授・ドイツ文学)のコメントを読むと、69年の大学闘争の頃の森氏の姿が、距離を置きながら回想されてい

    追悼・森毅氏 - Arisanのノート
    dosequis
    dosequis 2010/07/27
  • 鳩山退陣 - Arisanのノート

    鳩山政権の最後のあり方と、その退陣とは、取り返しがつかないかもしれない暴力を現実に刻んだものであることはもちろんだが、それだけでなく、この政権を支持した人たちの全てに重い課題を残したと思う。 むしろ、この課題を明らかにしたことこそが、この政権の最大の存在意義だったといえるのかも知れない。 ひとつ確実に言えると思うことは、鳩山由紀夫氏は、ぼくが知っている限り、沖縄の米軍基地の負担軽減の問題を最も深く真剣に考え、自分なりに努力した日の総理大臣だった、少なくともその一人だったろう、ということである。 とはいえ、もちろんこれは、鳩山氏が政治家として、この問題に関して特に良心的だったというようなことを意味するのではない。 他があまりにもひどかった、というだけである。 実際、この結果を見れば分かるように、彼は現実には何もやっていないのに等しいのだ。いや、それよりひどいという見方もあろうが、まあそれは

    鳩山退陣 - Arisanのノート
  • 鳩山訪沖 - Arisanのノート

    ずっと言ってることを聞いていて、沖縄に行っても今回述べられた以上の「結論」が、鳩山人の口から述べられることはないだろうと思っていた。 だからこれは、予想通りの結果ではある。 民主党政権は、自民党政権が続けてきた戦後政治の枠組みを、基的には突き崩せない。それを突き崩そうとすれば、おそらく「民主党」という政党の根幹が崩れる。 たとえば、「高校無償化」の問題でも、「外国人参政権」の問題でも、そのことははっきりしている。まして、日米安保の問題は、その枠組みの破壊が、もっとも困難な部分だ。 民主党は、とりわけ鳩山首相自身は、実際に政権をとってみて、そのことの困難さが、はじめて分かったのだ。 そしていま、開きかけた蓋にあわてて蓋をしようとしている。 それでも、政権交代が行われて連立による政治が行われなければ、基地の存在が沖縄に与えている暴力の大きさと、日米安保をめぐる矛盾の大きさが誰の目にも明らか

    鳩山訪沖 - Arisanのノート
    dosequis
    dosequis 2010/05/06
    沖縄をどうするか?ではないと。
  • 『カムイ伝講義』 - Arisanのノート

    カムイ伝講義 作者: 田中優子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/10/01メディア: 単行購入: 4人 クリック: 42回この商品を含むブログ (27件) を見る 去年後半に出版された話題のだが、江戸時代に関して瞠目するようなことが、いっぱい書いてある。 たとえば、江戸時代は日でも綿花の栽培がたいへんさかんで、一大産業になっていたことなどは、まるで知らなかった。 養蚕(生糸)のイメージはあるが、綿花の栽培がそんなに盛んだったとは。 正直、綿花と生糸の区別も、よく分かってなかった。 前半ではとくに、当時の農村のことに焦点があてられてるのだが、とくに注目されるのは、江戸時代の、とくに農村がいわゆる「自給自足」の経済ではなく、貨幣経済(商品経済)によって(媒介として)成り立っていた、ということである。 当時の農村は、驚異的な技術開発によって「循環型」ともいわれる無駄のまったくな

    『カムイ伝講義』 - Arisanのノート
  • 死刑にしてくれ - Arisanのノート

    星島被告に無期懲役判決 江東区マンション女性殺害事件 http://www.asahi.com/national/update/0218/TKY200902180050.html この裁判だが、公判中から報道のされ方を見ていて、納得のいかなかったことがある。 気づいてる人が多いだろうが、この機会に一応書いておく。 それはいくつかのメディアで、被告が自分自身を死刑にして欲しいと望んだということが、まるで死刑判決を後押しする(正当化する)根拠であるかのように報じられていたことである。 たとえば、被告がこのように言ったからといって、当に反省しているとは信じられない、という意見はあるだろう。また、被告がどう言おうともこんなことをする奴は死刑にするべきだ、という意見もあるだろう。 だがどう考えても、被告が自分を死刑にして欲しいと述べたということが、死刑の判決を下すべきだということの理由になるとは考

    死刑にしてくれ - Arisanのノート
  • イスラエル問題と声の排除 - Arisanのノート

    29日に、日ではまた4名の死刑囚に対する刑の執行があったことが伝えられたが、イスラエルが「通常犯罪」に関しては死刑を廃止しており、国際的にも死刑廃止をめぐる議論の場で積極的な役割を果たしていることは、よく知られている。 このことに限らず、イスラエルという国は、その軍事的な外見とは裏腹に、制度の面でも公共空間についても、決して非民主的な国というわけではない。 イスラエルが建国されて間もない頃、アメリカよりもソ連との結びつきが強かった50年代には、この国のキブーツを訪問したソ連の代表団が理想郷のようにその空間を絶賛したことを、ドイッチャーは興味深く書いているが、ソ連型の社会主義にとってというよりも、むしろ強権的な支配に抗して民主的な政治・言論空間の護持を追求するリベラル左翼的な価値観(ぼくはこの言葉を、一概に非難や揶揄の意味で言っているのではない)を持つ人々にとってこそ、イスラエルは強い魅力

    イスラエル問題と声の排除 - Arisanのノート
    dosequis
    dosequis 2009/02/01
    >民主主義的な空間の形成ということが、それだけでは、他者の虐殺や差別の継続をまったく排除しない場合がありうる
  • 土井正三 - Arisanのノート

    日曜の深夜、大阪毎日放送の「映像09」というドキュメンタリー番組の枠で放映されたもので、ぼくは最初の三分の一ぐらいを見逃してるはずだが、とてもいい内容だと思ったので書いておきたい。 巨人V9時代を支えた名内野手、ある意味象徴的なプレーヤーであり、後にオリックスブルーウェーブの監督も努めた、土井正三氏。 この番組では、癌と闘う(とりあえず、この言葉を使っておく)土井氏とその夫人の姿を追い、土井氏の発言を紹介すると共に、当時のさまざまな関係者たちの証言と貴重な映像によって、土井氏の野球人としての足跡をふり返った。 土井が象徴的なプレーヤーだというのは、V9という黄金時代を現出し、日の野球を決定的に変えたと言われながら、一方で個性を否定しプロ野球の魅力を減退させるきっかけになったと批判されることも多い、川上元監督の野球のスタイルを、もっとも代表している選手に思えるからである。 二塁手であった土

    土井正三 - Arisanのノート
    dosequis
    dosequis 2009/01/22
    泣いた。「大阪毎日放送「映像09」」これみたいなぁ。
  • 気の遠くなるような暴力と不正義の積み重ね - Arisanのノート

    イスラエルによる「一方的攻撃停止」と呼ばれるものの欺瞞性については、すでに解説が出されている。 「一方的戦闘行為停止」は「攻撃継続」に等しい http://palestine-heiwa.org/news/200901180745.htm イスラエルの「一方的攻撃停止」はまやかしだ http://0000000000.net/p-navi/info/news/200901181513.htm 夕方のニュースを見たら、案の定、またイスラエルが空爆を再開していた。その理由は、「ハマスがロケット攻撃をしたから」というのである。 そのロケット弾が着弾したらしいイスラエルの土地の映像がNHKで出てたが、畑に小さな穴が開いていた。もちろんというか、怪我人などは出なかったそうである。 http://www3.nhk.or.jp/news/t10013622141000.html 一方、このNHKのニュー

    気の遠くなるような暴力と不正義の積み重ね - Arisanのノート
    dosequis
    dosequis 2009/01/19
    >イスラエルの論理を擁護するか否かが、日本の保守派にとって、ほとんど生命線であるということを、佐藤(優)は知っている
  • 偏見の問題ではない - Arisanのノート

    「派遣村」に実行委員として関わった記者さんの記事。 記者の目:派遣村で「住所不定」の過酷さ思う=東海林智 http://mainichi.jp/select/opinion/eye/ 頭が下がる思いで読んだが、今更ながら驚くような実情も書いてあった。 また、今回、村には昨年末に職を失った人だけでなく、数年にわたり野宿をしている人も大勢、炊き出しをべにきた。カンパに訪れた人に「野宿者に飯をわすために寄付したのではない」と詰め寄られたことがあった。だが、村では当初から、野宿している人も区別せず事を出し、対応すると決めていた。それは、現状で野宿をする人も、かつて何らかの事情で仕事と住居を失っているからだ。実際、野宿が長い人に話を聞くと、以前派遣や日雇いの仕事をしていて、仕事を切られたことをきっかけに住居を失った人がたくさんいた。彼らは、昨秋以降の世界同時不況より早い段階で切られただけで、同

    偏見の問題ではない - Arisanのノート
    dosequis
    dosequis 2009/01/15
    「野宿者に飯を食わすために寄付したのではない」と。うーむ。>この発言をした人に熱情や善意があったということも確かだが、それが阻害されるという不幸を背負っていることも、また確かなことである。
  • ひどい書評 - Arisanのノート

    自分が読んでないについての書評なので、どうしようかと思ったけど、あまりにもひどい文章なので、書いておく。 今週の棚:山内昌之・評 『自爆する若者たち…』=グナル・ハインゾーン著 http://mainichi.jp/enta/book/news/20090111ddm015070014000c.html テロや戦争を道徳的に批判するのは簡単であるが、その数字的根拠を人口問題と結びつけながら語った点に書の意義がある。ガザやアフガニスタンやパキスタンの不安定な政治情勢を根から理解する手がかりとして大いに参考になるだといえよう。 これがイスラム世界の歴史なり現状なりについてあまり知識のない人が書いた書評であれば、の内容を客観的に紹介するだけでよいのかもしれない。そして、上のような文末になっても許されるかもしれぬ。 だが、この書評を書いた山内昌之は、かりにもイスラム圏の歴史文化を研究

    ひどい書評 - Arisanのノート
    dosequis
    dosequis 2009/01/14
  • 10日の集会とデモの感想(末尾追記) - Arisanのノート

    10日の土曜日に大阪で行われた、ガザ侵攻に抗議する集会とデモに参加しましたので、その報告というより、感想を書きます。 http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20090107/p2 参加人数は、報道されてるように500人ぐらいだったと思う。 これは、最近の大阪のデモとしては、ぼくが参加したなかでは人数が多かった。 米軍のイラク攻撃がはじまる直前が、やはり一番多かったと思うけど、あれほどたくさんの多様な人が集まってるという感じではないけれども(また大きな組合などの組織色も薄いが)、集まった人たちそれぞれの強い思いが感じられる、いい集会とデモだったと思う。 ガザに住んでいる人の言葉(電話の録音)が場内に流され、翻訳された後、岡真理さんのスピーチと、呼びかけた各団体のアピール。 どの人も自分の言葉で話してたように思う。 その内容を紹介できればいいのだが、事情があって、ちょっと出

    10日の集会とデモの感想(末尾追記) - Arisanのノート
    dosequis
    dosequis 2009/01/14
  • 怪しい「相互理解」 - Arisanのノート

    よく知ってる人から、「毎日新聞が嫌いな人が書いてるブログに見えますよ」と言われたことがある。とりあげることが多いのは、家でとってるのがこの新聞というのが大きな理由で、特別嫌いというわけではない(だったら、とらない)が、やはりどうしても一言言いたくなる記事はある(少なくない)。 とくに、この人の文章については何度か批判したので、読むこと自体も気が引けたが、読んでしまうと、やっぱり文句を書きたくなった。典型的な言論である気もするので、言及しておきたい。 風知草:ああ、住宅無情=専門編集委員・山田孝男http://mainichi.jp/select/seiji/fuchisou/news/20090112ddm002070104000c.html 派遣村の問題を扱ったものだが、まず表題が嫌である。 まあこれは、人がつけたものかどうかも分からないから、ひとまずいいだろう。 文章は、先日このブロ

    怪しい「相互理解」 - Arisanのノート
    dosequis
    dosequis 2009/01/14
  • 犠牲者は誰か - Arisanのノート

    TBをいただいた記事に返答します。 http://d.hatena.ne.jp/tatsu___kun/20090108/1231422822 TBありがとうございます。 ポイントと思う点にだけ、お答えします。 最初にお話ししますが、私は無条件即時同時停戦を求めています。過去の日記を見ていただいてもそう書いています。 イスラエル人が、彼らに贖罪があるとして、それに目覚めても、自らの町と友人がロケット弾や自爆テロで失われることを決して許さないという点には同意いただけると思います。これは人の感情としては当然です。 「無条件即時同時停戦」とありますが、イスラエルの方が一方的に侵攻してるわけですよね。少なくとも今回の侵攻に対しては、ハマスや他の組織を含めて、ガザの人たちは自衛を行ってるということではないですか?まずイスラエルに全面的な撤退を要求するということが筋であると思います。 次に、ぼくは、イ

    犠牲者は誰か - Arisanのノート
    dosequis
    dosequis 2009/01/09
    >自らがなした不正義のゆえに降りかかってくる憎悪や暴力を抑え込もうとするなら、最終的には今回のような(イスラエルによる)ジェノサイド的な暴力や強力な差別と抑圧の徹底以外に方法はなくなります
  • 例の馬鹿な発言について - Arisanのノート

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090105-00000018-maip-soci 坂哲志総務政務官は5日、総務省の仕事始め式のあいさつで、仕事と住まいを失った派遣労働者らを支援するために東京・日比谷公園に開設されていた「年越し派遣村」に触れ、「当にまじめに働こうとしている人たちが日比谷公園に集まってきているのかという気もした」と述べた。そのうえで「(集まった人が)講堂を開けろ、もっといろんな人が出てこいと(言っていたのは)、学生紛争の時の戦術、戦略が垣間見えるような気がした」と続けた。 この件については、発言の前半部は国会でも問題とされ、人も撤回謝罪して事を済ませようとしているようであるが、後半部の発言については、あまり問題にされてないように思う。 その点に言及しておきたい。 まず前半部の「当にまじめに働こうとしている人たちが日比谷公園に集

    例の馬鹿な発言について - Arisanのノート
    dosequis
    dosequis 2009/01/09
    声を上げるなという真意
  • 思い出す言葉 - Arisanのノート

    報道によると、イスラエルによる空爆開始からのパレスチナ側の死者数は、すでに635人に達したという。 http://www.asahi.com/international/update/0106/TKY200901060301.html 経済封鎖している占領下の地域を空爆し、圧倒的な武力で一方的に攻め込んでおいて、「戦闘」も何もないものだ。 また、数百人の住民が避難している国連の学校への砲撃で、多数の死者が出たことも報じられている。 http://www.asahi.com/international/update/0107/TKY200901060342.html たしかに、「正当防衛」の名による今回の虐殺行為は、パレスチナ難民の歴史のなかでも、もっとも凄惨な出来事といえるかもしれない。 だが、ひとつ忘れるべきでないことは、パレスチナ難民の悲劇の歴史を作ってきたのは、イスラエルとそれを支援

    思い出す言葉 - Arisanのノート
    dosequis
    dosequis 2009/01/07
    ジャン・ジュネ。>自分の生の現実性を見出すことが出来る人
  • 先日の記事へのブクマコメントから - Arisanのノート

    あまりにも典型的な意見だと思ったので、言及させてもらう。 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20090101/p1 ハマスがテロを繰り返し国際条約を破りまくったのはスルーですか。 ハマスがテロを停止させていれば今回の攻撃は無かった。自業自得ですね。 ハマスが滅びれば、パレスチナもようやく平和になります。 だから、イスラエルによる巨大な暴力や不正義の積み重ねと、それに対する(われわれの)国際社会による黙認という、やはり巨大な暴力と不正義の積み重ねが、そういうハマスの行動が行われ一定の支持を得てしまう原因を作ってきたということを、書いたわけですよ。 そちらの巨大な暴力と不正義の構造を非難しないで、圧迫されてきた側の、相対的に小規模な反抗的暴力や違法行為だけを断罪するのは、暴力や不正義そのものを憎んでいない欺瞞に過ぎ

    先日の記事へのブクマコメントから - Arisanのノート
    dosequis
    dosequis 2009/01/04
    「ハマスがなくなればいいんだよ」という典型的な物言いについて
  • 『人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか』 - Arisanのノート

    人々はなぜグローバル経済の質を見誤るのか 作者: 水野和夫出版社/メーカー: 日経済新聞出版社発売日: 2007/03/01メディア: 単行購入: 10人 クリック: 120回この商品を含むブログ (50件) を見る先に、こののことに触れたが、それは現状分析にたいへん役立つということであって、著者の主張に同意できるということではない。 むしろ、こので言われている主張の内容は、ぼくから見ればたいへん(ひょっとすると、新自由主義以上に)危険なものに思える。 書の結論として、著者が示している今後の日経済の道筋は、グローバル経済の進行(と、それと不可分である世界の帝国化・「新中世」化)それ自体をとめることはできないから、それに対応するために、(日の)グローバル企業は貪欲に成長を目指し、一方で国内を主な市場とする中小企業や非製造業(ドメスティック経済圏産業)は「ゼロ成長」を目標とする

    『人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか』 - Arisanのノート