函館市内では、8日までに胆振東部地震による大規模停電が全面復旧したが、現在も道央などの食品工場の稼働が停止している影響で、市内のスーパーマーケットでは乳製品など一部商品の品薄が続いている。複数の流通関係者によると、徐々に品ぞろえは戻りつつあるが、地震前と同等に戻るのは週明けの17日以降になる見通しという。 コープさっぽろいしかわ店(石川町)では、食肉メーカーの工場が停止している影響で、発注した量の半分程度しか入荷できず、肉コーナーでは商品の品切れが相次いでいる。担当者は「一部のメーカーは14日に通常に戻ると聞いているが…」と気をもむ。 港町1のスーパーアークス港町店では、肉や野菜などの生鮮品の品ぞろえはほぼ通常に戻ったが、ヨーグルトやバターなどの乳製品の欠品が目立っている。11日に牛乳を買い求めた亀田港町の主婦(51)は「いつも買っているメーカーのものはなかったが、手に入れることができて良