近年、クロマグロの群れが来遊している道南の松前町の沖合で、マグロの生態や回遊ルートを調べる調査が行われています。 松前町の沖合には近年、夏から冬にかけてクロマグロの群れが来遊していて、去年夏、数千匹に上るとみられるクロマグロの大群がNHKのカメラで撮影されました。 クロマグロの生態や回遊ルートを調べるため、国の研究機関は先月末から調査を行っていて、1日も地元の漁業者の協力のもと調査が行われました。 調査では、針にかかったクロマグロを傷つけないように網ですくい上げ、おなかの中に水温や水深などを記録できる小型の装置を装着します。 海に戻した後、漁や釣りで再びマグロが上がった際に記録装置を回収し、データを確認する仕組みです。 水産研究・教育機構水産資源研究所の藤岡紘主任研究員は「今はクロマグロの繁殖時期なので、この時期の回遊経路を調べて今後の資源管理にも活用したい。標識のついたクロマグロをとった
