「言葉の劣化」に抵抗すること

先日久しぶりに会った知人が何の前置きもなく「君もたいへんだなぁ」としみじみ言うので、いったい何のことかと訊ねたら、国は大学には人文社会科学、とりわけ文学部なんてもう必要ない、という方針なんだろう？ 自分は大学の事情はよく知らないが、ニュースで大々的に報道されているからみんな知ってるよ、講義で学生たちに「ぼくたちどうなるんですか？」なんて聞かれたらどう答えるの？ と。つまりぼくが文学部の教授であることを知っているので、心配してくれたわけだ。 実はこのような問いは、講義の後すでにある学生から質問されたことがある。それでぼくはどう答えたかというと、「文学部がなくなったって、ぜんぜん大丈夫」というものだった。ちょっとヤケクソに聞こえるかもしれないけど、その時はなぜかそうとしか答えられなかった。本質的な問題は「文学部」とか「何々学」などという制度の存続ではないし、自分が今たまたまそうした制度の中で仕

[daruyanagi]

そこへ着地するのか！　って感じだったｗ

[mekon]

この人のいう「言葉を丁寧に扱う」とは首相談話に難癖をつけることをいうらしい。それだけでなく乱暴な抵抗もしたくなったりするんだと。なんだろうこの余裕の無さは。

[yamatedolphin]

こんなの今に始まった話ではない。という言いかたをして安倍を弁護する気はサラサラないけど、小泉時代のほうが言葉は酷かった思いはある。

[nosem]

この種の人が天声人語とか書くんだろうなあ

[suVene]

「いろんな奴がいろいろ言うけど俺は普遍的真理と事実を淡々と述べてるんだぜ」

[Day-Bee-Toe]

この全く論理の繋がらぬ文章が人文知の証だというなら、そんなものは有害無益であろう（いうまでもなく反語）。

[k-yakou]

“だから本質的な問題は、人文社会科学系学部に対する攻撃ではなくて、言葉を丁寧に扱うという人間の営みそれ自体への攻撃である。”

[wablog]

“言葉とは死者たちによって、私たちの前にもたらされたもの”

[social-line]

「悪意」「がさつさ」「無知」で破壊される日本語を見ていると、タリバンやISISの遺跡破壊を連想しちゃうね。「言霊」と神や宗教の世界に言葉を近づけたのは根拠無き事ではなかった。ブコメで心底そう思ったわ。

[Outfielder]

やっぱ文学部は廃止した方がいいんじゃね？

[ricemountain]

こういう文章、国語の授業でよく読んだ気がする。

[frothmouth]

民族責任論

[Reina]

引用『「高さ」を目指さなければ、どんな学びもないからである。とはいえ「高さ」というのはただの比喩で、そこから「階級」「エリート主義」みたいなことを連想されるから拒絶感を持つ人がいるのだろう。でも「高さ

[Yagokoro]

人文系は馬鹿だというのを自ら証明してる文章だな。

[kosukekato]

ここに真理ある感じする。「制度を新たに作るのは、一般にそれを壊すより百倍も労力のかかる」だから続けないと、続かないと辛いんすよね。小さな粒度でも、大きな粒度でも。 --...

[d346prt]

「前後の繋がりがない」とか「難癖」とか言うブコメ多いな。なるほど、丁寧に読まれてないのは確かだ。

[uehaj]

"その意図的な矛盾や不整合も含め、並大抵ではない技能" あっち側に、ダークサイドの言霊使い師がついたようだ...うむう、まさか奴か？？

[sharp_m]

話の流れが予想外の着地点

[koyhoge]

「人文学的な知識活動とは簡単に言うなら、言葉を配慮をもって読み、注意深く使う訓練のことなのである。」そして安倍談話へ。

[whataru]

余裕や配慮、注意深さがどんな基底を要するかを忘れたアカデミズムは、お高くないと思う。それは、重要であるにも関わらず、何の力と発揮出来ないだろう前兆でしかない。