ドローンがアイスティー配達、女性の声で話す無人タクシー…中国・深圳では日常？：朝日新聞GLOBE＋

最先端のテクノロジーを駆使してモノやヒトを運ぶ近未来的なサービスの分野で米国と中国がしのぎを削っている。ドローン配達や無人タクシーなどが実用化され、すでに日常の風景になりつつある都市があると聞き、昨年12月に「中国のシリコンバレー」ともいわれる中国広東省深圳（シンセン）市を訪ねた。（西村大輔） ドローン宅配、すでに多くの市民が利用 林立する超高層ビルの谷間に電話ボックスよりひとまわり大きい建物が立つ。「受け取りボックス」と呼ばれるその施設の近くで、スマホでアイスミルクティーを注文した。 アプリの地図上に、数キロ先にあるドローン発着場と私がいる地点が表示される。飲食店からアイスミルクティーが発着場に届くとドローンのアイコンが現れ、ゆっくりと動き始める。「あなたの場所まで2.2キロ、約3分」などと表示され、どこを飛んでいるか一目瞭然だ。 ドローンのアイコンが私がいる地点に重なると、上空からハチ