10代半数「知らない」 海の中道大橋3児死亡事故、風化に危機感 | 毎日新聞

飲酒運転の車に追突された車が橋の欄干を突き破って海に落ちた現場＝福岡市東区の海の中道大橋で2006年8月26日午前1時、山下恭二撮影 福岡市東区の「海の中道大橋」で2006年に幼いきょうだい3人が犠牲になった飲酒運転事故について、多くの若者は知らない――。県警の飲酒運転に関するアンケート調査で、そんな実態が浮き彫りになった。県警は「過去の悲惨な事故の風化が飲酒運転の増加につながっている可能性がある」と危機感を抱いている。 県内では、06年8月に起きた海の中道大橋の事故のほか、11年2月には粕屋町で男子高校生2人が、飲酒運転の車にはねられ亡くなった。 二つの事故をきっかけに飲酒運転への対策が進んだ。07年に道路交通法が改正され、厳罰化が進み、12年には「県飲酒運転撲滅条例」が施行された。条例は県民の責務として「飲酒運転をしない、させない、許さない、そして見逃さない」と定めている。 こうした取