『人魚姫』は何の話なのか？～『リトル・マーメイド』の原作に戻る - wezzy｜ウェジー

先月、ディズニーの実写映画版『リトル・マーメイド』のティーザートレイラーが公開されました。『リトル・マーメイド』は1989年にアニメ映画が公開され、低迷気味だったディズニーに大ヒットをもたらしました。ディズニー・ルネサンスと言われる、ディズニーにとっての復活の時代の始まりとなった映画だと言われています。 『リトル・マーメイド』のヒロインである人魚のアリエルを実写版で演じるのは、黒人女性であるハリー・ベイリーです。ベイリーは歌唱力が抜群で、アニメか漫画から出てきたようなちょっと浮世離れした雰囲気もあり、ディズニープリンセスにはぴったりだと思いますが、アニメ版のアリエルは赤毛でどちらかというと白人に近い容姿でした（人魚に人間同様の人種があるのかどうかはあまりよくわかりませんが）。このティーザーは前作では白人だったアリエルが黒人になったということで人種差別的な攻撃を受けることとなりました。本作の

[Ottilie]

う。どう転んでも悲しい。男の子たちの、カエルとか野獣とかの姿で愛されチャレンジってのも、なにか意味があるのかしら。

[saebou]

パッシングのお話として『人魚姫』を読みました。比較対象としてトニ・モリスン『青い眼がほしい』にもちょっと触れています。全然違う話ですが、意外な共通点があります。

[arugha_satoru]

昔、本多勝一がアンデルセンを差別的だ！　ってdisってたけど、アンデルセンのバックグラウンドを知ってたらそうはよまないねって腑に落ちた。

[cinefuk]

"人間の姿を得る代償として歩くたびに痛みを感じ、話せなくなってしまうというこの状況は、実はアイデンティティに関することを隠してパッシングせねばならなくなった人の多くが経験する苦痛を象徴しているものだと"

[nanamino]

キリスト教に基づいた人間至上主義の話でしょ？黒人を『魂の無い』人魚に、白人を人間にしてしまうのはそういう意味でも問題でもある。

[myogab]

赤毛は20世紀において被差別の象徴だった訳で(黒人ほどにパッシングの可能性の無い訳ではない社会への脅威としての)。

[triggerhappysundaymorning]

"結局王子の愛は得られず、空気の精になるという物語です"←泡と消える訳じゃなかったんだ！（俄然まだワンチャンある感）。よかった。