減る街の本屋さんに支援の動き 「最後のチャンス」業界や超党派議連が連携 | カナロコ by 神奈川新聞

「街の本屋さん応援」の合同会合を開いた活字文化議員連盟の上川会長（右）と笠事務局長（左端）ら＝２４日、国会内 全国的に減少の一途をたどる「街の本屋さん」への応援の動きが永田町や霞が関で広がり始めた。超党派衆参議員による活字文化議員連盟（会長・上川陽子前外相）と学校図書館議員連盟（会長・松野博一前官房長官）は２月に講談社と読売新聞社が発表した書店活性化提言に着目。４月２４日には公募市民約２００人も交えた両議連の合同会合で両社社長の説明を聞いた。出席した経済産業省の担当者は「政府として５月をめどに書店活性化プランを策定したい」と明言。対策急浮上の背景には地域文化の衰退への危機感がのぞく。 公益社団法人全国出版協会のシンクタンク「出版科学研究所」の調べでは、２００３年度の全国書店数は２万８８０。これが２３年度には１万９１８にまで落ち込んだ。２０年でほぼ半減した計算。講談社などはこれらの統計を示し