現代企画室編集長・太田昌国の発言のページです。世界と日本の、社会・政治・文化・思想・文学の状況についてのそのときどきの発言が逐一記録されます。「20~21」とは、世紀の変わり目を表わしています。 保守派総合雑誌・新聞はおいしい。また言う、楽しい。(自分を棚上げして言うつもりは金輪際ないが)もう懲りた元左翼や懲りない現役左翼の人びとが、共産主義の理論と実践の(現段階での、あるいは一時的な)敗北という、暗い現実の中で当然にも元気をなくし、棄教しうなだれてとぼとぼと道行く姿を見るにつけても、保守派雑誌・新聞が全体として醸し出している、またそこに登場する人びとが個々に表現している元気の良さはめざましい。 「それ見たことか、だから言わぬこっちゃない」。勝利したという優越感と、戦後教育や戦後思想の中で保守思想は冷や飯を食わされてきたという、真偽のほどは疑わしい根拠に基づいた怨念に彩られた彼(女)らの言
映画監督の河瀬直美氏(52)が、自身が代表を務める映像制作会社「組画」のスタッフに暴行し、スタッフが同社を退職していたことが「週刊文春」の取材でわかった。 「“防御”として自らの足で抵抗した」と組画の公式サイトで説明 河瀬監督は2007年、「殯の森」でカンヌ国際映画祭において最高賞に次ぐグランプリに輝いた。東京五輪公式記録映画の総監督も務め、2部作で構成される1本目の「東京2020 SIDE:A」はカンヌ国際映画祭のクラシック部門に選出された。さらに2025年開催予定の大阪・関西万博のプロデューサーに就任するなど、日本を代表する映画監督のひとりである。 映画「殯の森」より 小誌は今年4月28日発売号で、2019年5月に映画「朝が来る」の撮影現場での河瀬監督の暴行を報じている。カメラを回していた河瀬監督は、撮影助手に触れられたことに激怒し、助手を蹴り上げた。その後、撮影監督がチームごと降板し
1990年代の始め、イギリスではチェコスロバキア生まれの作家ミラン・クンデラ氏の小説が大流行した時期があった。近頃では、私はクンデラ氏の軽い小説の筋もほとんど忘れてしまっていたが、最近クンデラ氏の故郷、チェコ共和国を再訪した時、彼の創作上の宇宙が、私の心の中の記憶を思い起こさせたのだった。 クンデラ氏の偉大なるテーマの一つは、チェコの人たちが冷戦下の抑圧的な共産党体制にいかに適応したか、と言うものだった。「存在の耐えられない軽さ」(1984年)などに描かれている性的開放は、1968年にロシアが「プラハの春」を抑圧して以来、政治的な自由が否定されたことに対する一種の代償として提示されている。 しかし、もう一つの興味深いクンデラ氏のテーマは、ユーモアと言うものが、破壊に導く役割を担っていると言う事だ。彼の最初の小説、「冗談」(1967年)で、クンデラ氏が描写するのは、陰気で、ユーモアが全くなく
Damian Flanagan 1969年英国生まれ。作家・評論家。ケンブリッジ大在学中の89~90年、東京と京都に留学。93~99年に神戸大で研究活動。兵庫・西宮と英国を行き来して暮らす。著書に『世界文学のスーパースター夏目漱石』。 「3大悲劇」と紹介 人間性への深い問い 最近出版された英語の研究書「エミリー・ブロンテと新幹線に乗る:日本における『嵐が丘』」の中で、著者のジュディス・パスコー氏は、戦前、東京大学で教え、戦後に日本中を講演して回ったイギリス人の謎めいた批評家エドマンド・ブランデン(1896~1974)について語っている。 1920年代にブランデンは、英文学の3大悲劇は「リア王」と「白鯨」と「嵐が丘」であると言った。日本風の3大庭園、3大名所などに合わせた、いくらか奇妙な宣言だった。 ◇ 英米では現在「3大悲劇」という考え方をほとんどしないが、少なくとも「リア王」と「白鯨」な
ボクシング、剣道、空手などで鍛錬に励んだ三島由紀夫は、昭和41年ごろからボディービルで体を鍛え、男性美づくりに努力した=1966(昭和41)年 質問:陰鬱で、辛辣(しんらつ)なユーモアのセンスがある英国詩人、フィリップ・ラーキンと火山の噴火のように激しい小説家で戯曲家の三島由紀夫との共通点は何だろうか? 表面的には、たいしてないように思われる。 ラーキンは世の中に疲れた本好きが引きこもるように、イギリスのハル大学で司書として日々を過ごした。中国に行ってみたいと思うかと聞かれた時、海外旅行に興味のなかったラーキンは「行ってみてもいいな、同じ日に帰って来られるならね」と不朽の名言をはいたという。 対照的に三島は、エネルギーに満ち、活動的で、自身の軍隊を持ち、何度も世界中に長旅に出かけ、映画の監督をしたり、自身も出演したり、また武道で鍛錬した体はファッション誌のグラビアを飾ったりした。
性被害に関する詳細が含まれます。フラッシュバックなどの心配がある方は注意してください。 初めに 劇作家の前田司郎さんが、自身が主催するワークショップの受講生に対して性加害をしたのではないかという件について、これまでの経緯をご説明します。 私は、映画をはじめとした映像作品や、演劇の舞台に出演していた女優です。既に退所していますが、事務所に所属して活動していました。 今回、きっかけとなったツイートをした映画監督の山中瑶子さんは、私の友人です。 この春に私は、役者を辞めることを決めて、山中さんにご挨拶の連絡をしました。 山中さんと電話で、役者を辞めたいと思うに至るいくつかの原因を話す際に、前田さんとの間に起きたことの話になりました。既に山中さんには、一年ほど前に、嫌な記憶としてお話していました。 山中さんはこのことに関してずっと引っかかっていたようで、2022年3月に榊英雄氏に対する告発があった
編集部からのコメントの一部表現を修正させていただきました。(2020年11月16日12:15時点) 2020年2月6日から約2ヶ月の間、noteの姉妹サービス「cakes」とコラボして行った「cakesクリエイターコンテスト2020」コンテスト。期間中には、なんと6,172件もの作品をご応募いただきました! すてきな作品を多数ご応募いただき、ありがとうございます! 選考の結果、優秀賞7名、入選13名、佳作37名の受賞が決定しました。cakes編集部からの講評コメントと合わせて、さっそく受賞作を発表します! どの記事もすてきなものばかりなので、自分の読みたい作品をみつけて、ぜひ楽しんでみてください! 優秀賞(7名) とあるキャンプ場に現れた一匹のクマ。川で鮭を獲ったと思ったら、河原のテントの中に顔を突っ込んで……まさか人を襲うのか!?とハラハラする冒頭から一転。とてもほのぼのした作品です。平
ズミクニ病気日記 @zumikuni 統合失調症になった話 第一部 その8 (理解のある彼君はいません) 第一部完 第二部はネームは出来ているので早くて一か月後ぐらいです pic.twitter.com/tc3Clpx2hE 2022-05-24 17:28:39 柊碧⚜️🍵百合限界オタクVTuberの中身 @H_midori252911 @zumikuni FF外失礼します。 あまりにも事実すぎてびっくりしました。 本当にここに描かれてる病院のこと、そのまんまなんですよね。 あまりにも暇すぎる時間、他の患者さん、規制される私物やメディアや外部との連絡。 その後の治療も先が見えなくて不安でしたよね。 少し元気になられたようでよかったです。 2022-05-24 22:50:40
大木 志門(おおき しもん、1974年 - )は、日本の日本近代文学研究者。東海大学教授。 人物・来歴[編集] 東京都小金井市出身、埼玉県さいたま市育ち。 国際基督教大学高等学校卒、1998年早稲田大学文学部哲学科卒、2012年立教大学大学院博士課程修了、「後期徳田秋聲文学の研究 「自然主義文学」の超克」で博士(文学)。2005年徳田秋聲記念館の設立に学芸員として関わり、2010年日本近代文学館学芸員、2014年山梨大学教育学部准教授、2020年東海大学文学部教授[1]。専門は日本近現代文学[2]。 著書[編集] 『徳田秋聲の昭和 更新される「自然主義」』(立教大学出版会) 2016.3 『徳田秋聲と「文学」』(鼎書房) 2021 編共著[編集] 『下萌ゆる草・オレンジエート 山田順子作品集』(編.、龜鳴屋) 2012.8 『谷崎と鏡花』(須田千里, 三品理絵, 外村彰, 荒井真理亜共編、
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