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ブックマーク / yamtom.hatenablog.com (15)

  • 日本女性学会研究会レポ:守旧化するフェミニズム? - ふぇみにすとの論考

    12・22 前回の大会シンポ「バックラッシュをクィアする」を受けての「07年大会シンポを受けておもうこと」というテーマの日女性学会研究会に参加してきた。 スピーカーは、女性学会幹事のイダヒロユキさんに、清水晶子さん、堀江有里さん、小澤かおるさん。詳細なレポートがすでにFem Tum Yumブログに掲載されているので、ぜひご参考に。 私は大会シンポも、その前に行われたという研究会にも参加しておらず、昨日の研究会で初めて前回シンポをめぐる問題について知ったようなものだった。遠方在住で、シンポも研究会にも参加できず、ニュースレターで報告を読んでいた私のような会員は、学会をめぐって起きた重要な問題や議論について蚊帳の外だったのだ。たまたまこの日の研究会に参加することができなかったら、ずっと知らないままだったろう。(しかもこの研究会の開催についても、学会発の情報ではなく、ブログやmixi掲載の情報

    日本女性学会研究会レポ:守旧化するフェミニズム? - ふぇみにすとの論考
  • 雑誌『DAYS JAPAN』最終号の感想 - ふぇみにすとの論考

    雑誌『DAYS JAPAN』の性暴力事件報道を受け、その検証を行うとした『DAYS JAPAN』最終号が発売された。 内容がないどころか、広河氏の言い分垂れ流しの第一部と、来の事実の調査と検証という目的から目を逸らさせるために存在しているかのような第二部で、全体としてはなんだったんだこれは、というどうしようも無い内容だったと思う。 こうしたデイズ側の「検証」の背景にそもそも問題があったことは、発足したばかりの「DAYS元スタッフの会」の声明に書かれている、「会社に不利益なものを載せないのは当然である」という同社代表取締役の発言が象徴していると言えるだろう。 この検証号への感想をいくつかツイートしたので、記録もかねて以下、ツイートを貼り付けておく。 デイズジャパン検証号だが、「検証」とは名ばかりで、広河氏の言い分を垂れ流した後に、検証委員会によるの感想文を載せている状態。「検証」というのは

    雑誌『DAYS JAPAN』最終号の感想 - ふぇみにすとの論考
  • 日本の右派の英語発信の歴史についてのメモ - ふぇみにすとの論考

    先週、SYNODOSに「猪口邦子議員からがいきなり送られてきた――「歴史戦」と自民党の「対外発信」」という記事を書いた。だが原稿が長くなってしまったので、筋から少しずれるところをカットすることになった。自分用の記録という意味も兼ねて、カットした日の右派による英語発信の歴史部分に若干加筆したものを載せておく。 2000年代初めは南京大虐殺 おそらく1997年にアイリス・チャンの書籍がアメリカで発売され、話題になったなどの展開が影響してか、2000年代初めは、日の右派は南京大虐殺に関する英語の書籍での発信を行っている。2000年には、竹忠雄・大原康男『日英バイリンガル 再審「南京大虐殺」』(明誠社2000)という日英対訳が刊行された。この書籍は日会議国際広報委員会により編集されたものだ。私の手元にあるのは、2007年発行の第6刷で、帯には「小林よしのりさん『戦争論2』で大推薦!今

    日本の右派の英語発信の歴史についてのメモ - ふぇみにすとの論考
  • リブに関する本をいくつか紹介 - ふぇみにすとの論考

    G★RDIASブログの、font-daさんによるエントリーで、リブに関するが2冊ほど紹介されている。 私の名前も脚注で出していただいているし、ネットでこういうリストはあまりまだ出ていないのかもしれないので、私の手元にあるリブをいくつか紹介。 抜かしているものもあると思うので、これ重要なのに抜けてるぞ!というものがありましたら、コメント欄に書いていただけると嬉しいです。(私もまた後で、ほかに思いつくかも、、) まずはリブを語るに必須のこの3冊。当時のリブの書き物のコレクション。これだけの資料を選び、各団体や文章の著者に連絡をとり、、と、編集は大変な作業だったという。1〜3巻まで、年代、テーマ、地域と複数の柱のもとに構成されており、リブがいかに一極集中ではなく、さまざまな地域で起きていた多様な動きだったかというのがわかる。 資料日ウーマン・リブ史 (1) 作者: 溝口明代出版社/メーカー

    リブに関する本をいくつか紹介 - ふぇみにすとの論考
  •  育鵬社の新編『新しいみんなの公民』 さながら“安倍晋三ファンブック” 憲法改正に向けての動きを作り出すツール - ふぇみにすとの論考

    育鵬社版の公民教科書は、 国家に貢献できる人材づくりを目指したものだ。そして、前回検定版にも増して、改憲にむけての動きを作り出そうという狙いが 明白な作りである。 冒頭で「グローバル化」を扱うが、そこでは 国の歴史、伝統、文化を踏まえた存在こそが「グローバル人材」であると定義づけられる。その主張を強化するために、 曽野綾子氏の「よき国際人であるためには、よき日人であれ」という文章が掲載されている。 他の章でも、 愛国心や国家への意識の重要性が 強調されている。 日国憲法の解説として「国民主権と天皇」と題された節があるが、 その中に「国民としての自覚」という項目を新設。「国民」の(権利ではなく)義務と責任を強調している。同項のコラムには、東日大震災の被災地で黙祷する天皇皇后の写真とともに、「日歴史には、天皇を精神的な支柱として国民が一致団結して、国家的な危機を乗り越えた時期が何度も

     育鵬社の新編『新しいみんなの公民』 さながら“安倍晋三ファンブック” 憲法改正に向けての動きを作り出すツール - ふぇみにすとの論考
  • リプロの視点から「女性の健康の包括的支援法案」について考える集会での配布レジュメ - ふぇみにすとの論考

    昨日、9月6日に文京区民センターで開催された「女性の健康の包括的支援法案」について考える集会に、発言者の一人として参加させていただきました。(主催団体の一つ、SOSHIRENのサイト掲載の集会案内文もご参照ください。) そこでの私の発表レジュメ内容をこちらにポストしておきます。(制限時間10分のトークで、レジュメ枚数を1枚におさめようとしたことから、説明がないと意味がわからないところもあるかもしれませんが...) - 山口智美 「『女性が活躍できる社会環境の整備の総合的かつ集中的な推進に関する法律案』と『女性の健康の包括的支援法』の関係」 1. 「女性が活躍できる社会環境の整備の総合的かつ集中的な推進に関する法案」(以下、「女性の活躍推進法案」と略)と「女性の健康の包括的支援法案」の関係は? • 成長戦略の一環としての「女性の活躍」を支える法案 • 「対を成すもの。」(『公明新聞』6月19

    リプロの視点から「女性の健康の包括的支援法案」について考える集会での配布レジュメ - ふぇみにすとの論考
  • キャンパス・ミスコン事業を行う企業担当者へのインタビュー - ふぇみにすとの論考

    一橋大学でのミスコンに関するトラブルが話題になっているようです。 「一橋大の大学祭ミスコンでトラブル 性同一性障害の男子の参加拒否」 Togetter ミスコン男の娘出場騒動で一橋大学学園祭委員に対し公開質問状提出 まとめ このニュースに関して、Twitterで小宮友根(@froots)さんが以下のツイートをしていらっしゃいました。 一橋のミスコンのバックでは企業がカネ出してるわけなので、今回の騒動を問題だと思うなら、単に「一橋の頭が固い」という問題じゃなくて、こういうシステム全体の問題だと考えないと。/ミスコンに特化したポータルサイト | ミスコレ URL 2012-06-20 22:01:09 via bitly そこで思い出したので、昨年のこの時期ICUのミスコン問題が起きていた頃に、ミスコン関連企業の方に電話インタビューを行った内容をまとめたものを掲載します。今回の一橋のミスコンに

  • 梶川ゆきこ広島県議のtwitterやブログでの一連の発言に関して - ふぇみにすとの論考

    モンタナに住む私にとって、この数日間、朝おきたらすぐ梶川ゆきこ広島県議のtwitterやブログでの発言に仰天してツイートするところから一日が始まっている。しかも、梶川議員が書く内容がどんどんひどくなってきている。 とりあえず事の展開は以下にて。 Togetter「梶川ゆきこ広島県議の「が家庭で夫に優しくすればセクハラは減る」発言について」 Togetter 梶川ゆきこ広島県議の「が家庭で夫に優しくすればセクハラは減る」発言についての弁明とその後の反応 「セクハラを許さない環境を作ろう!」 梶川ゆきこ☆蝶々の随想記☆ 「ハラスメント(嫌がらせ)を許さない環境を作ろう!」梶川ゆきこ☆蝶々の随想記☆ twitterでの梶川県議のもともとの問題発言とそれへの反響や批判は、Togetterを見れば一目瞭然なのでそれをご覧いただけたらと思う。批判がきてからの梶川議員の度重なる問題ツイートがあった後

    梶川ゆきこ広島県議のtwitterやブログでの一連の発言に関して - ふぇみにすとの論考
  • 梶川ゆきこ広島県議の一連の発言問題続報 - ふぇみにすとの論考

    前回エントリ「梶川ゆきこ広島県議のtwitterやブログでの一連の発言に関して」で扱った、梶川議員のtwitterやブログでの発言問題に関して、また展開があったので続報としてまとめておく。 前回のエントリ以来、梶川議員はまた新たに2つのブログエントリをアップした。 「「情報の奴隷」になってはならない!」 「差別と貧困をなくし、平等で社会の絆のある日をつくろう!」 時折の議員によるtwitterでのつぶやき(@yukiko_kajikawa)も加わって、議員による発信のひどさが増すばかりの状態になっている。 私は梶川議員の問題ツイート以来、梶川議員をフォローしはじめ、間もなく梶川議員にもフォローされるようになったのだが、日時間の11月6日から7日にかけての深夜に、ブロックされることとなった。私のほか、梶川議員に質問をされていたwatarlooさんなどもブロックされたという。 「情報の奴隷

    梶川ゆきこ広島県議の一連の発言問題続報 - ふぇみにすとの論考
  • 梶川ゆきこ広島県議の発言問題その3 - ふぇみにすとの論考

    当ブログでもすでに2度、梶川ゆきこ広島県議による問題発言をめぐる波紋については扱った。 梶川ゆきこ広島県議のtwitterやブログでの一連の発言に関して 梶川ゆきこ広島県議の一連の発言問題続報 そして、梶川ゆきこ県議はこの後も問題発言を連発、もはやtwitter上でもっとも有名な県議のひとりなのではないかと思われる状態になってしまっている。新年をむかえても、その勢いは衰える徴候もない。いつまで続くかも予測できないので、シリーズ化して今回のエントリのタイトルをとりあえずその3にしてみた。(終わってほしいんだけどねえ。) twitterとブログと両方で問題発言連発だからよりすごいわけだが、例えばtwitterにおいては、「国立大学卒の若者がサラリーマンをやめ、広島県に戻ってきて就農するのを支援したいと思います。」という、国立大学の若者しか支援しないのかという誤解をいかにも招きそうなツイートを皮

  • 女性とマイノリティと労働者を支援するブラック企業?」をめぐる議論その2 - ふぇみにすとの論考

    macska(コヤマエミ)さんが、「女性とマイノリティと労働者を支援するブラック企業?」(3)、(4)として、議論の続きをminxにアップしている。 女性とマイノリティと労働者を支援するブラック企業?(3) 女性とマイノリティと労働者を支援するブラック企業?(4) 私も自分のもう一つの投稿文のほう、以下に記録もかねてアップしておく。 macskaさんの投稿と、私の以下の投稿があった後、上野さんは、これらの反応は予想通りであり、判断は参加者の「良識」に任せるとして議論からすっかり降りてしまわれたようだ。なお、問題の法律事務所/運動体の責任者は一度もでてこないままになっている。 この上野さんの反応は、やっぱり最後のパラグラフで私がWANの問題につなげたからなんだろうか。(macskaさんも言及しているし。)でも、この法律事務所をめぐる問題、WANの争議の問題とまったく同じとはいわないが、つなが

    女性とマイノリティと労働者を支援するブラック企業?」をめぐる議論その2 - ふぇみにすとの論考
  • 「女性とマイノリティと労働者を支援するブラック企業?」をめぐる議論 - ふぇみにすとの論考

    id:macskaさんの*minx*ブログにて2回にわたり、「女性とマイノリティと労働者を支援するブラック企業?」というタイトルで、フェミニズム系MLで、ある女性団体/法律事務所の出した募集広告をきっかけとして起きた議論へのmacskaさんのポストが紹介されている。 女性とマイノリティと労働者を支援するブラック企業? 女性とマイノリティと労働者を支援するブラック企業?(2) この一連の議論に際しての私のMLポスト(2度行ったうちの最初のもの)も以下にアップしておく。 このポストをした後、何人かの人たちによるポストがいくつかあったが、結局問題となった法律事務所/運動体の雇用責任者からのレスはないままだ。そして、上野千鶴子さんがコヤマさんの問題提起および議論をおさえつけるようなポストを行ったのだが、以下の私のポストはその上野さんのポストへの反論として書いたものだ。 こんにちは、山口智美と申しま

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  • 小田嶋隆氏「『女性差別広告』への抗議騒動史」の何が問題なのか? - ふぇみにすとの論考

    コラムニストの小田嶋隆氏が、「「女性差別広告」への抗議騒動史」という記事をブログにアップした。そもそもの経緯は、小田嶋氏のツイッターでの「従軍いやん婦」発言にさかのぼる。その発言をめぐる一連の経緯はTogetter「小田嶋隆さんの”従軍いやん婦”発言をめぐるやりとり」参照。Twitterでの経緯から、小田嶋氏がこのブログ記事で言及している「フェミニズム運動にかかわっておられると思しき女性」というのは、私のことを指しているかと思われる。 ブログ記事としてアップし、追記まで加えておきながら、「以後、この問題については、議論しません」というのは、どうなのかとは思う。まあ一方で、私の側とすれば、絶版状態のの文章をブログで批判するのもどうかと思っていたのだが、アップされたことで誰でも検証できる状態になったこともあり、批判をまとめるよい機会を与えていただいたということになる。小田嶋さん、ありがとうご

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  • *[男女共同参画] 危惧される「婚学」のゆくえ―安倍政権下の男女共同参画との親和性 - ふぇみにすとの論考

    今年の1月15日に発行された、メルマガ“α-Synodos" vol.140「結婚ってなんだろう」特集号に掲載された表題の文章、メルマガ発行後数ヶ月たってそろそろいいのではということで、ブログに掲載することにしました。「婚学」に加え、「親学」についても扱っている文章です。 危惧される「婚学」のゆくえ―安倍政権下の男女共同参画との親和性 ━━━━━━━━━ 「ステキな大人」になるために恋愛結婚、家庭は必要不可欠!? 九州大学の授業として行われている「婚学」。その問題点を鋭く分析する。 ━━━━━━━━━ ◇はじめに 「婚学」とは、九州大学の1年生対象の「少人数セミナー」として開講されている授業である。「結婚恋愛、出産、子育てにフォーカスし、日ではじめての『婚学』授業」と銘打たれ、商標登録されている。*1 2012年4月から開講されており、当初の20人の定員に100人の履修希望者が殺到す

    *[男女共同参画] 危惧される「婚学」のゆくえ―安倍政権下の男女共同参画との親和性 - ふぇみにすとの論考
  • 何のための男女共同参画なのか?:男女共同参画局とのFacebookでのやりとり - ふぇみにすとの論考

    男女共同参画局が、公式Facebookページを先月末に開設した。 ものすごく充実した内容を期待していたわけではもちろんないが、情報収集はできるかと思って、早速私もフォローしてみた。 そして、3月8日、国際女性デーについての、以下の男女共同参画局によるポストを読んだ(FBが見られる方用リンクはこちら。) 今日、3月8日は国連が定める「国際女性の日」です。 国連では、1975年より3月8日を「国際女性の日」と定め、「女性たちが、平等、安全、開発、組織への参加のための努力により、どこまで可能性を広げてきたかを確認すると同時に、今後のさらなる前進に向けて話し合う場として設けられた記念日」としています。 この大切な日に寄せて、森まさこ内閣府特命担当大臣(男女共同参画)が、メッセージを出しました。 森大臣のメッセージは、下記URLよりご覧いただけます。 http://www.gender.go.jp/

    何のための男女共同参画なのか?:男女共同参画局とのFacebookでのやりとり - ふぇみにすとの論考
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