米カリフォルニア工科大学のチームは1月20日、地球の質量の10倍という「第9番惑星」が存在する証拠を見つけたと発表した。太陽~海王星間の距離の20倍遠い900億キロという太陽系の最外縁部にあるとみられ、1万年から2万年かけて太陽のまわりを公転しているという。 冥王星が定義の変更で「準惑星」になって以降、「第9番惑星」は未発見の「惑星X」を表す言葉になっていた。研究チームによると、太陽系の外縁に広がる「カイパーベルト」の天体について、数理モデルを駆使したコンピュータシミュレーションを重ねる中、第9惑星が存在する証拠が見つかったという。 質量は冥王星の5000倍と見積もられ、惑星より小さな準惑星などではないことは確かだという。天王星や海王星と同様、ガス成分が比較的多い惑星だと考えられている。
![「第9番惑星」が存在する? 太陽系外縁に 米チーム発表](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/19838c78011c876f13b31638662f1ea98683071d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fnews%2Farticles%2F1601%2F21%2Fl_sk_planet_01.jpg)