学力とともに意欲や多様な能力を多面的に評価するAO(アドミッション・オフィス)、推薦入試で、1年早く導入した京都大の大半の学部と、東京大も出願受け付けをスタート。基礎学力と突出した能力の両方を備え、世界で活躍する人材を集めようと、受験シーズンの本格到来を前に最難関大の受験生獲得競争が激しさを増している。 ■高校を訪ね歩く 世界適塾入試は阪大の全11学部が実施し、全定員の8%にあたる270人を募集する。語学力の成績や自由研究の実績などを提出させた上で、大学入試センター試験のほか、面接、小論文などの2次選考を課す。合格発表は一般入試より約1か月早い2月8日。 新たな入試を前に、阪大は「難しそうだと敬遠せずに、多くの受験生に挑戦してほしい」と、男女の高校生をイメージしたイラストと同入試の概要を記したチラシ約5000枚を作成。西日本の高校を訪ねて配った。