各紙とも一斉に福田首相を批判している。これは当然だが、各紙に微妙な論調の違いが見られる。 読売新聞は、自民党総裁選において、麻生太郎を積極的に支持するようだ。 http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080902-OYT1T00145.htm ただ、麻生氏の政策については、国民には十分に知られていない。いわゆる小泉構造改革を続けるのか、当面の景気浮揚を優先するのか。消費税率の引き上げの道筋をどうつけるのか。 としながら、 日本の景気は後退局面入りが確実視されている。政府・与党は、事業規模11兆円超の総合経済政策をまとめ、補正予算で1兆8000億円の歳出を決定している。この経済政策の実効を上げることが、喫緊の課題である。 と書いており、つまり積極財政支持の立場だ。 一方、朝日新聞は、またしても「ネオリベ社説」を書いた。 福田首相辞任―早期解散で政治