「日本の論壇で(朴裕河<パクユハ>の)『帝国の慰安婦』を礼賛する現象は、1990年代以後日本の「知的衰退」の終着点だ」 韓国近現代社会史と文化人類学を教える同志社大学社会学部の板垣竜太教授、ジェンダー史と植民地期朝鮮教育史を専攻した在日同胞2世で、東京外国語大大学院の金富子教授が共同編集した『Q&A 朝鮮人「慰安婦」と植民地支配責任』(原書は御茶の水書房刊、ペ・ヨンミ、コ・ヨンジン訳、サムチャン刊)に出てくる言葉だ。 9日、この本のハングル版出版記念行事でソウルに来た金富子教授(58)に、ソウル龍山区の住宅街にあるゲストハウスで会った。 金教授は「1990年代中盤に躍り出た(“安倍晋三流”の)日本国内歴史修正主義」、そして「朴裕河の著書を支持する日本の進歩(リベラル)知識人のあまりに深刻な(退行的)動き」に対抗して戦うために本を作ったと話した。 そして昨年秋に出版されたこの本のハングル版出