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日本国憲法の成立過程で、戦争の放棄をうたった九条は、幣原喜重郎(しではらきじゅうろう)首相(当時、以下同じ)が連合国軍総司令部(GHQ)側に提案したという学説を補強する新たな史料を堀尾輝久・東大名誉教授が見つけた。史料が事実なら、一部の改憲勢力が主張する「今の憲法は戦勝国の押しつけ」との根拠は弱まる。今秋から各党による憲法論議が始まった場合、制定過程が議論される可能性がある。 (安藤美由紀、北條香子) 九条は、一九四六年一月二十四日に幣原首相とマッカーサーGHQ最高司令官が会談した結果生まれたとされるが、どちらが提案したかは両説がある。マッカーサーは米上院などで幣原首相の発案と証言しているが、「信用できない」とする識者もいる。 堀尾氏は五七年に岸内閣の下で議論が始まった憲法調査会の高柳賢三会長が、憲法の成立過程を調査するため五八年に渡米し、マッカーサーと書簡を交わした事実に着目。高柳は
天皇陛下は23日、80歳、傘寿の誕生日を迎えられました。 誕生日を前に皇居・宮殿で行われた記者会見の全文は次のとおりです。 (宮内記者会代表質問) (問1) 陛下は傘寿を迎えられ、平成の時代になって、まもなく四半世紀が刻まれます。 昭和の時代から平成の今までを顧みると、戦争とその後の復興、多くの災害や厳しい経済情勢などがあり、陛下ご自身の2度の大きな手術もありました。 80年の道のりを振り返って、特に印象に残っている出来事や、傘寿を迎えられたご感想、そしてこれからの人生をどのように歩もうとされているのかお聞かせください。 (天皇陛下) 80年の道のりを振り返って、特に印象に残っている出来事という質問ですが、やはり最も印象に残っているのは先の戦争のことです。 私が学齢に達したときには中国との戦争が始まっており、その翌年の12月8日から、中国のほかに新たに米国、英国、オランダとの戦争が始まりま
日本共産党の志位和夫委員長は1日、国会内で記者会見し、麻生太郎副総理のナチズム肯定発言について、見解を発表しました。 一、麻生副総理は、7月29日、都内の集会で「(ドイツでは)ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていた。誰も気づかないで変わった。あの手口を学んだらどうかね。ワーワー騒がないで、みんないい憲法と納得して、あの憲法変わっているからね」などと発言した。 これは、ナチズムを肯定する許しがたい発言であり、麻生氏の閣僚としての資格はもちろん、日本の政治家としての資質がきびしく問われる問題である。 一、そもそも、ドイツにおけるナチス独裁政権の誕生と、ワイマール憲法の機能停止は、「誰も気づかないで」おこったわけではない。 1933年1月に首相に就任したヒトラーは、就任直後に国会議事堂放火事件をおこし、それを機に、共産党、労働組合、社民党などを次々に非合法化し、最後
ベアテ・シロタ・ゴードンさんの追悼式であいさつする、広木重之ニューヨーク総領事。背景は、娘のニコルさんを当時皇太子妃の皇后美智子さま(左)に紹介するゴードンさんの写真=ニューヨーク、中井大助撮影 【ニューヨーク=中井大助】連合国軍総司令部(GHQ)の一員として日本国憲法の草案づくりに携わり、昨年末に89歳で亡くなったベアテ・シロタ・ゴードンさんの追悼式が28日、米ニューヨークであった。アジアの文化を米国に紹介することにも長年尽力したゴードンさんをしのんだ。 ニューヨーク・フィルハーモニックのバイオリン奏者で、息子が同楽団の音楽監督を務める建部洋子さんはゴードンさんの力で奨学金を受け取り、ニューヨークで音楽を学ぶことができたと述懐。戦前、日本でゴードンさんの母親からピアノレッスンを受けたというオノ・ヨーコさんもビデオメッセージを寄せ、日本のアーティストを励ましてくれたことに感謝をした。
トップ > 特集・連載 > 憲法と、 > 記事一覧 > 記事 【憲法と、】 第1部 50年代の攻防<4> 学者の気骨 政府の「調査会」に対抗 Tweet mixiチェック 2013年4月23日 憲法問題研究会の書記を務めた当時を振り返る池田政章=東京都練馬区で(樋口薫撮影) 「日本一忙しいホール」と言われた東京・後楽園駅近くの文京公会堂は、約二千人の定員が毎年ぎっしりと埋まった。学者による護憲団体「憲法問題研究会」が、憲法記念日に開く講演会。中央大の法学生だった高見勝利(68)=上智大教授=も、一九六四年の入学から四年間通い詰めた。 「民法の父」と呼ばれた我妻栄(わがつまさかえ)、多くの憲法学者を育成した宮沢俊義ら法学の大御所から、政治、経済、文学、理系まで。当代きっての知識人が結集した。憲法学の道に進んだ高見は「当時は知識人が社会をリードする最後の時代。きら星のように輝いて見えた」と振
トップ > 特集・連載 > 憲法と、 > 記事一覧 > 記事 【憲法と、】 第1部 50年代の攻防<2> 判決に教わった9条 Tweet mixiチェック 2013年4月20日 かつて在日米軍立川基地だった陸自駐屯地のフェンス脇で、砂川闘争を語る島田清作=東京都立川市で(久野功撮影) 一メートルほどの高さの柵を倒し、学生たちが米軍立川基地(旧東京都砂川町、現立川市)内になだれ込んだ。警官隊は、有刺鉄線を広げて待ち受ける。大学生だった島田清作(74)=元立川市議=は、後続のデモ隊に押され後戻りできない恐怖の中で、足で押し返した有刺鉄線の硬さを覚えている。一九五七年七月八日のことだった。 五五年、基地の拡張が公表され、土地を奪われる農民に、学生や労組が合流。警官隊と衝突を繰り返した。島田は兵庫県西宮市出身。小学生のときに、空襲で街が廃虚になる姿を目の当たりにした。「基地拡張は戦争をするという
トップ > 特集・連載 > 憲法と、 > 記事一覧 > 記事 【憲法と、】 第1部 50年代の攻防<1> 平和の願い 改憲阻む Tweet mixiチェック 2013年4月19日 市川房枝にあこがれ、女性の政治参画活動に身を投じた本尾良=東京都渋谷区の婦選会館で 今夏の参院選の結果次第で、現実味を帯びる憲法改正。施行以来初の改憲となれば、国のありようを大きく変える可能性がある。岐路を前に考えたい。私たちの社会は、なぜ六十年余の間、憲法を変えないという選択をしてきたのか。第一部では、改憲論が最初に台頭した一九五〇年代に、その源流をたどる。 空襲を逃れた東京・新宿の古い平屋の一室に、歴戦の女性活動家らが集った。五五年春、日本婦人有権者同盟の会合。初めて参加した本尾良(りょう)(82)=市川房枝記念会・前理事長=は結核の闘病を終え、上京したばかりだった。 議題に上がったのは、女性を縛りつける家
『選挙』『精神』などの「観察映画シリーズ」で知られる映画作家、 想田和弘さんによるコラム連載がスタート! ニューヨーク在住の想田さんが日々「観察」する、 社会のこと、日本のこと、そして映画や芸術のこと…。 月1回の連載でお届けします。 第2回 法律が大の苦手な僕が 改憲問題を論じる必要に 迫られる理由 <その2>ベアテさんの遺言 去年の12月30日、ベアテ・シロタ・ゴードンさんが亡くなった。89歳だった。奇しくも、改憲を掲げた安倍自民党が衆院選に大勝した2週間後のことである。 報道によれば、彼女が息を引き取る前に発した最後の言葉は、次のようなものだったという。 「日本国憲法の平和条項と女性の権利(9条と24条)を守って欲しい」 訃報を読みながら、僕はおもわず泣いてしまった。 なぜアメリカ人のベアテさんの遺言が、「日本国憲法を守って欲しい」だったのか?それには理由がある。 ベアテさんは戦争直
昭和32年にアメリカ軍基地を巡って起きたいわゆる「砂川事件」の裁判で、「アメリカ軍の駐留は憲法違反」と判断した1審の判決のあとに当時の最高裁判所の長官がアメリカ側に1審の取り消しを示唆したとする新たな文書が見つかりました。 研究者は、司法権の独立を揺るがす動きがあったことを示す資料として注目しています。 「砂川事件」は、昭和32年7月、東京のアメリカ軍・旧立川基地の拡張計画に反対したデモ隊が基地に立ち入り、学生ら7人が起訴されたもので、1審の東京地方裁判所は、「アメリカ軍の駐留は戦力の保持を禁じた憲法9条に違反する」として7人全員に無罪を言い渡しました。 1審の9か月後、最高裁判所大法廷は、「日米安全保障条約はわが国の存立に関わる高度の政治性を有し、司法審査の対象外だ」として15人の裁判官の全員一致で1審判決を取り消しました。 今回見つかった文書は、最高裁判決の4か月前の昭和34年8月、ア
日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)は3月30日の同党大会で、「日本国憲法が、ありえない国際社会観を掲げたことがものすごい問題だ」と日本国憲法前文を攻撃し、改憲への強い動機づけとして示しました。 橋下氏が攻撃する憲法の「国際社会観」とは、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」(前文)という記述です。橋下氏はこれについて、「自分たちの安全と生存を諸国民の信義と公正を信頼するだけで保持するのは、ありえない。日本国民は安全保障について考えたこともないが、ここが元凶だ」と難癖をつけたのです。 これは、憲法前文の規定を「ユートピア的発想による自衛権の放棄」として削除し、不戦の決意や平和的生存権の規定を削除した自民党改憲案と同一の発想です。 しかし、日本国憲法が「諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持」するというのは、“状況任せで何も
『選挙』『精神』などの「観察映画シリーズ」で知られる映画作家、 想田和弘さんによるコラム連載がスタート! ニューヨーク在住の想田さんが日々「観察」する、 社会のこと、日本のこと、そして映画や芸術のこと…。 月1回の連載でお届けします。 第2回 法律が大の苦手な僕が 改憲問題を論じる必要に 迫られる理由 <その2>ベアテさんの遺言 去年の12月30日、ベアテ・シロタ・ゴードンさんが亡くなった。89歳だった。奇しくも、改憲を掲げた安倍自民党が衆院選に大勝した2週間後のことである。 報道によれば、彼女が息を引き取る前に発した最後の言葉は、次のようなものだったという。 「日本国憲法の平和条項と女性の権利(9条と24条)を守って欲しい」 訃報を読みながら、僕はおもわず泣いてしまった。 なぜアメリカ人のベアテさんの遺言が、「日本国憲法を守って欲しい」だったのか?それには理由がある。 ベアテさんは戦争直
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120306/waf12030607080000-n1.htm 被災地のがれき処理の受け入れが各地で進まない現状に対し自身のツイッターで「すべては憲法9条が原因だと思っている」と書き込んでおり、報道陣に真意を問われ、憲法9条についての見解を答えた。橋下市長は「9条がなかった時代には、皆が家族のため他人のために汗をかき、場合によっては命の危険があっても負担することをやっていた」と指摘。 この記事を読んで、数年前に読んだ激高老人さんのブログの記事を思い出したのですが、「9条がなかった時代」におそらく確実に存在していたのは、自らは「自分のために生き」ながら、他人に対しては「皆が家族のため他人のために汗をかき、場合によっては命の危険があっても負担する」ことを要求する「愛国者」の人達ではなかったのかと思う
このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネットグループ(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※表示価格は、全て税込です。 ※サービス品質維持のため、一時的に対象となる料金へ一定割合の「サービス維持調整費」を加算させていただきます。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 日本のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 2023年5月時点の調査。
ガバン(Gavan McCormack)さんとカナダの「ピース・フィロソフィー・センター」の乗松聡子さんが、来年、沖縄の事柄について英語で本を出版する準備をしている。 ガバンさんと乗松聡子さんからメールをいただき、いくつかの質問があった。8月1日締め切りでの依頼だったのだが、それを8月31日締め切りと勘違いして、そろそろ返事しなけりゃなと思っていたら乗松さんからメールをいただき締め切りがとうに過ぎていることをしった。あわてて書いたその回答を、ガバンさんと乗松さんの快諾も得たのでここに掲載しておく。 ※写真はカナダでガバンさんを招いた場における乗松さんとガバンさん。(ピース・フィロソフィー・センターのサイトから無断転用) ガバンさんと乗松さんからいただいたメール(抜粋) 沖縄と中央政府の対立は深まり、解決策はまだ見えない状態が続いています。私たちは、「沖縄の運動」はもっと世界に知ってもら
憲法9条を理想化し、偶像視する言説は数多い。9条は人類の平和思想の理想が体現されている、9条は現代世界の進むべき方向性を提示している、と。現実の「平和憲法」体制は、韓国の徴兵制や沖縄の米軍基地とワンセットだと思うのだが、護憲派からは、「9条を輸出せよ!」という言葉まで聞こえてくる。今の護憲派は、暗黙のうちに、民主党や朝日新聞の軍事的国際貢献路線までも「護憲派」に数えているが、これも、「素晴らしい憲法9条を変えないでくれればそれでよい」という心性があるからである。 とはいえ、私も、「<佐藤優現象>批判」で何度も書いているように、改憲に反対する立場では護憲派と同じだ。ただし、後述するように、それは朝鮮人、一アジア人としてであって、日本人と同じ立場からではない。 さて、私の疑問は、憲法9条とは、もっと散文的なものではないか、ということである。憲法9条は、崇高な平和思想に源流をおくものなのだろうか
5月3日は憲法記念日なので、いろいろなところから憲法についてコメントを求められる。 一つは毎日新聞の「水脈」に書いた。 今日の夕刊に掲載されるはずだが、一足お先に公開しておく。 改憲の動きが進んでいる。一部の世論調査では、国民の6割が改憲に賛成だそうである。大学のゼミでも「もうすぐ憲法が改正されるんですよね」とあたかも既成事実であるがごとくに語る学生がいて驚かされた。 九条第二項の政治史的意味についての吟味を抜きにして、「改憲しないと北朝鮮が攻めてきたときに抵抗できない」というような主情的な言葉だけが先行している。 私は改憲護憲の是非よりもむしろ、憲法改定という重大な政治決定が風説と気分に流されて下されようとしている、私たちの時代を覆っている底知れない軽薄さに恐怖を覚える。 改憲とは要すれば一個の政治的決断に過ぎず、それが国益の増大に資するという判断に国民の過半が同意するなら、ただちに行う
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