現代の暮らしは通信インフラなしには成り立たない。固定電話、携帯電話はもとより、息をするようにSNSでコミュニケーションを取り、スマホひとつで電車に乗れ、買い物もできる便利な暮らしは、安定したネットワークの上に成り立っている。そのネットワークをどんな状況でも安定して運用するためにオフロードバイクが使われていることは、ほとんど知られていないのではないだろうか。 【画像15点】NTT東日本のオフロードバイク部隊「災害特別支援隊」の車両、専用装備、訓練風景を写真で解説 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)千葉事業部では有事に備えて「災害特別支援隊」を持ち、14人の隊員ライダーと9台のオフロードバイクが、災害現場で活躍していることをお伝えしたい。 1995年(平成7年)に人口密集地を広域で直撃した阪神淡路大震災では、高速道路が倒壊し往来が途絶したため、阪神淡路エリアに近づくことすらままならない状況