日本の林業の資本集約型、設備産業化への道のボトルネックとなっているのは、ヨーロッパと異なる日本の山間部の複雑な地形・崩れやすい地質である。従来、機械が入れないために人間が入って労働集約的にやるしかなかった難所での作業を自動化、機械化、遠隔操作化していくには、これまで以上に先端技術を投入した高性能林業機械の開発が必要になる。だがここにもネックがある。林野庁とドローンの実証試験に参画している山崎産業、匿名の林野庁OB、林業関係者に訊いた。 【マンガ】19歳理系大学生が「フィールドワーク中」に死にかけた「ヤバすぎる体験」 林業マーケットは建設や農業と比べて小さい 日本の林業には、生身の人間から機械へと作業主体を移行させることで(1)高生産性を実現する(2)労働負荷を軽減する(3)安全性を高めることが求められている。 しかし、林業機械の国内製造メーカーだけでは、近年登場してきたドローンや衛星通信な