ル・マン24時間レースの主催団体であるACOフランス西部自動車クラブと、GreenGT改めH24projectの共同プログラムである“MissionH24(ミッションH24)”は10月11日、歴代3代目となる水素燃料電池プロトタイプカーを発表した。 まだ名前のないこの新しいマシンは、先月日本で開催されたWEC世界耐久選手権第6戦富士の会場にも展示された初代FCVプロトタイプ『LMPH2G』と、2代目の試作機として登場しミシュラン・ル・マン・カップの公式セッションに参加するなど、レースの現場で有益なデータを集めた『H24』の後継機だ。3台に共通するのは、水素と酸素を化学反応させて電気を生み出し、その電気でモーターを動かして走行する燃料電池車(FCV)であること。