辻山良雄「しぶとい十人の本屋」 この本は、書店Titleの店主辻山良雄さんが、スタジオジブリが発行しているミニプレス「熱風」に約一年間にわたって連載されていたものを一冊にまとめたものです。連載時は「日本の『地の塩』をめぐる旅」というタイトルでした。私は「熱風」を年間購読しているのですが、真っ先にこの連載を読んでいました。 「その街に暮らす人々にとって、なくてはならない書店。訪れる人に、生きる力という『塩気』を与える書店。そこで働く人々は今、何を思い、考えながら店頭に立っているのでしょうか。これは、そんな『地の塩』と言える本屋さんと、その周縁の人々をめぐる旅の記録です。」(「熱風」より) 辻山さんの真面目な人柄と、書店主としての探求力が遺憾無く発揮された連載でした。こうして一冊の本になって読み返すと、著者が真摯に本屋の仕事に向かう姿がはっきりと見えてきます。(新刊2310円) 親しくさせても
![レティシア書房店長日誌|レティシア書房](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8bc212ad730b34988c6bbb30fdd064c7f58fd22b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F144119123%2Frectangle_large_type_2_8b59147355dd2827330b1697ac47e589.jpeg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)