黒猫に起こされて5時起床。いつもなら問答無用に二度寝だが、珍しく目が冴えてしまい、サンビーチまで歩いてみることにした。朝6時の海岸、人はまばら。砂浜にはカラスの足跡。遮るものがない日向は皮膚がじりじりするほど熱を感じるが、木陰にはいれば乾いた風が吹くもんだから半袖のTシャツだと身震いする。熱海を散歩するには今が一番いい季節かもしれない。明日で五月も終わり。ジャカランダの紫の花が見頃だ。花言葉は、「栄光」「名誉」。自分には縁遠い言葉だが、近くに咲いていれば恩恵にあずかれるかもしれない。 人なつっこいイソヒヨドリが太陽を背に死角から現れ、触れるほどの距離で首をかしげてこちらを観察している。海をのぞくとカゴカキダイのような縞々模様、トロピカルに青い魚が群れている。 犬と散歩する夫婦、トレーニングする若者、水着姿の外国人観光客、謎の老人の団体など、いつのまにか海岸は賑やかになっていた。 7時だ。海
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