「組立」に取り組まれてきた画家・永瀬恭一氏が、先日終了した展覧会のフリーペーパーに掲載いただいた拙文(参照)について、説明をくださっています。 私の力不足もあって、美術の展覧会のフリーペーパーに「ひきこもり」の話が掲載されていることが腑に落ちない人は一定数いただろう。しかし、何度も繰り返すが、上山さんの問題意識は、何かしら自分の活動や生活の中に「動かない」ものを抱えているひとにとっては、等しく参照可能な筈なのだ。 永瀬さんからいただいた原稿依頼は、私がこのブログに 止まっているものを《動かす》ことが、芸術と臨床の仕事ではないのか と書いた、まさにその点についてだったのでした。 しかし、今の私にはそれを直接論じる力がないと感じた。 そこで、まずは「ひきこもり」そのものの事情を説明し、そこで必要となる臨床上の趣旨が、今回の展覧会と内在的にかかわるのではないか、と論じたのでした。 ですので、ひき